クララ根エキスはクジンと呼ばれる漢方薬成分で、クララの根から取れる成分で、保湿、収れん、殺菌、血行促進、皮膚コンディショニング、発毛、美白等の機能がある成分です。
クララ根エキス
成分評価1
アレルギーの疑いがあるため、評価を落としています。
クララ根エキスとは
クララ根エキスは、マメ科の多年草である、クララの根から抽出されるエキスの事です。和名は眩草(くららぐさ)と呼ばれており、生薬部分である、根を噛むとクラクラするほど苦い事でこの名前が付けられたと言われています。
もともと、漢方薬のクジン(苦参)は、このクララの根を外皮を除いて乾燥させたもので、消炎剤、健胃剤、下痢止め、そして駆虫薬として使用されているものです。また殺菌力がある事から、害虫の駆除や寄生性の皮膚病や湿疹、毛ジラミ、水虫、激しいかゆみといったものの対処に利用されていました。
またクララエキスは化粧品表示名ですが、医薬部外品として使用する場合クララエキス(1)や簡易名のクララエキス-1と表示されます。
クララ根エキスの成分
クララエキスの成分は、名前のもとになった、苦みのあるアルカロイドであるマトリン、オキシマトリン、配糖体であるトリホリヒジンである。これらの成分は、解熱、殺菌、利尿、健胃、鎮痛などの様々薬効がある成分です。
また同様の漢方成分である、オタネニンジンエキス、トウキエキス、シャクヤクエキス、ソウハクヒエキスなどの相性が良く相乗効果があるため、いっしょに使用する事があります。
クララ根エキスの効果、効能
クララエキスは、化粧品成分としても効果を発揮して、保湿、収れん、殺菌、血行促進、皮膚コンディショニング、発毛、美白等の効果があるとされています。そのためニキビや肌荒れを防ぐための化粧品や、ヘアケア製品に活用されています。
また、発毛効果が期待できる事から、育毛シャンプー、マッサージクリームなどの育毛製品の成分として使用されています。
また、クララエキスには、肌のハリや弾力を定価させる酵素エラスターゼの活性抑制効果があり、美白化粧品にも使用されています。
クララ根エキスの毒性、副作用、安全性
クララエキスは、もともと漢方薬に使用されるような成分で、毒性は低く、刺激も低いもので、副作用の心配は無い成分です。ただ、アレルギー報告のある成分のため、肌が敏感な人は使用を控えた方が良い成分です。
成分が含まれる製品一覧
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参考資料
“[クララ根エキス]漢方薬クジンは、発毛効果のある成分だった。” への6件のフィードバック