アミノ酸とは、たんぱく質の最小単位で確認されているだけで、約500種類のアミノ酸が有ります。その中で、人の体は約20種類のアミノ酸から出来ています。
アミノ酸 とは、人の体を構成する最小単位
アミノ酸 とは、タンパク質合成の材料
アミノ酸 とは、一言で言うと、タンパク質を作っている、最小単位です。地球上のあらゆる、有機生命体である、動物、植物、虫にいたるまで、タンパク質から構成されています。
アミノ酸は、すべての生命の源になっています。そのため、私たちの細胞ひとつひとつ、だけでなく遺伝子である、DNAもアミノ酸から作られています。そんなアミノ酸も確認されているだけで、約500種類あると言われています。その中で人の体を作っているアミノ酸は、約20種類です。
そして、そのアミノ酸も体内で、合成出来る、非必須アミノ酸と外部から取り入れる必要のある、必須アミノ酸があります。必須アミノ酸は、体内で、合成することが出来ません。そのため、食事で補給する必要があるものです。
タンパク質は、DNAの情報をもとにして、この20種類のアミノ酸の配列で、様々なタンパク質を合成していくのです。
タンパク質の働きを助ける、遊離アミノ酸
タンパク質を構成している、アミノ酸とは、異なりそのタンパク質の働きをたすけるためのアミノ酸も存在してます。これらは、遊離アミノ酸といわれるもので、合成等の材料にはならず単体で、行動するアミノ酸です。オルニチン、シトルリンと言われるアミノ酸がそれにあたります。
20種類の必須アミノ酸と非必須アミノ酸
体を構成するアミノ酸は20種類ありますが、その種類と特長は、次の表のようになります。
非必須アミノ酸
アラニン | 肝臓のエネルギー源となり、アルコール代謝の改善をサポート |
グルタミン | 筋肉や胃腸の正常な働きや免疫力アップ、また肝機能をサポート |
グルタミン酸 | 速効性のあるエネルギー源で、大豆や小麦に含まれる |
アルギニン | 血管の正常な機能や免疫力アップをサポート |
アスパラギン酸 | 速効性のあるエネルギー源で、アスパラガスに多く含まれる |
アスパラギン | エネルギーの生産をサポート |
システイン | 皮膚のメラニン色素の生産を抑える |
プロリン | 皮膚を構成するコラーゲンの主原料で、天然保湿成分に必要なアミノ酸 |
グリシン | 血色素成分の生産をサポート |
セリン | リン脂質やグリセリン酸生産の原料 |
チロシン | 抗ストレス作用 |
必須アミノ酸
バリン | 体のタンパク質を作る能力と肝機能をアップさせる |
ロイシン | 体のタンパク質を作る能力と肝機能をアップさせる |
イソロイシン | 体のタンパク質を作る能力と肝機能をアップさせるリジン |
メチオニン | 肝機能をサポート |
フェニルアラニン | 気持ちを落ち着かせる |
トリプトファン | セロトニン生産をサポート |
ヒスチチジン | 副交感神経を鎮静させ、貧血改善をサポート |
スレオニン | 肝機能をサポート |
リジン | カルシウムの吸収を促進 |
アミノ酸の食物からの摂取方法
一般的に、20種類の体を構成かる、アミノ酸のうち、11種類は、体内で、合成が可能ですが、9種類については、食べ物から、取得する以外に方法しかありません。そのため、アミノ酸を多く含んでいる食べ物を摂取する必要があります。必須アミノ酸の多くは、肉類、魚肉は、アミノ酸をの摂取には欠かせないものです。また、牛乳のような乳製品なんかもよく、特に鶏卵は、完全食と言われるほど、栄養価が高くより効率的に、摂取する事ができます。また、大豆や大豆製品は、多くのタンパク質を含んでおります。
動物性、植物性に限らず、タンパク質は、腸内で分解されペプチドやアミノ酸まで、分解される事で、体内に吸収する事が出来ます。ここで、ペプチドとはアミノ酸が数個繋がったもので、このペプチドがさらに長くなった(数十万~数百万)ものが、タンパク質となります。
サプリメントで、アミノ酸摂取
肉類や魚から、動物性タンパク質から、アミノ酸を摂取する時に、気をつける必要があるのが、同時に摂取してしまう、脂質などのタンパク質以外の栄養素です。これらは、カロリーオーバーの懸念もあり、取り過ぎが生活習慣病につながる可能性があります。そのため、サプリメント等でのアミノ酸摂取も必要になります。運動や病気療養中の場合、アミノ酸が大量に消費しますので、食べ物からの摂取だけでは限界があります。
そこで、必要になるのが、サプリメントです。サプリメントは、栄養を効率的に、摂取することが出来ますが、これら自体も、カロリーがありますので取り過ぎには注意です。
アミノ酸を効率的に摂取する食べ物
体内で、合成する事が出来ない、必須アミノ酸を多く摂取する必要があります。そこで、栄養バランスの良い食品を紹介します。
100点の食品
鶏卵、牛乳、豚肉、牛肉、鶏肉、あじ、さけ、かつおなど
90点の食品
チーズ、そば、ベーコン、しじみなど
80点の食品
大豆、キウイ、さつまいも、昆布など
70点の食品
いか、くるまえび、とうもろこし、しいたけなど
実は、日本人のなじみが深い白米は、スコアーが65点の低くなっており、これは必須アミノ酸のひとつ リジンが足りないためで、リジンを補うためには、湯葉、きなこ、あずき、納豆、油揚げ 等のものを一緒にとると、バランスが良くなります。
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参考資料
アミノ酸を含む食品
“[アミノ酸とは]たんぱく質の最小単位で人の体は20種類から出来ています。” への1件のフィードバック