ムクロジ果皮エキス

ムクロジ果皮エキスは、ムクロジ(無患子)の果皮から抽出したエキスで、洗浄、乳化作用のある成分で、抗菌、セラミド合成促進、抗炎症、帯電防止、保湿、ヘバラナーゼ活性阻害、抗しわ、抗老化、皮膚コンディショニングなどの効果のある成分です。

ムクロジ果皮エキス(Sapindus Mukorossi Peel Extract)

ムクロジ果皮エキスとは

ムクロジ果皮エキスは、ムクロジ科の落葉高木のムクロジ(無患子：sapindus mukorossi)の果皮からBG、エタノールなどで抽出したエキスです。

ムクロジ(無患子)は、南アジア、東南アジア、東アジアの熱帯から亜熱帯地域が原産で日本では、新潟や茨城以西で見られる被子植物です。樹高は15mにもなる植物で、葉も70cmの羽状の葉で果実は液果様で大きな球状の種子を1個含んでいます。この種子は、数珠や羽根突きの羽根の材料として使用されているもので、寺院などに飢えられている事が多い高木です。そして避妊具としても使用されていました。

ムクロジの果皮は延命皮(エンヒメイ)とも呼ばれており、サポニン配糖体を多く含む事で、石鹸の代替剤として使われてきており、洗髪や布類の洗浄に使用されていました。実は石鹸の英名である「Soap(ソープ)」は、ムクロジの学名であるSapindusが由来となっています。

ムクロジの樹皮は、煎じ薬として、強壮、去痰薬などに使用されている事もあります。

また、ムクロジ果皮エキスは、化粧品表示名ですが、医薬部外品などに使用される場合は、ムクロジエキスと呼ばれています。

ムクロジ果皮エキスの効果、効能

ムクロジ果実エキスには、ムクロジサポニンと呼ばれる主成分が含まれており、洗浄、乳化作用のある成分で、抗菌、セラミド合成促進、抗炎症、帯電防止、保湿、ヘバラナーゼ活性阻害、抗しわ、抗老化、皮膚コンディショニングなどの効果のある成分です。

化粧品への配合目的で、乳液、クリーム、クレンジング、洗顔料などに使われています。

ムクロジ果皮エキスの毒性、副作用、安全性

ムクロジ果皮エキスは、天然の界面活性剤で、毒性、副作用については無いと言われていますが、データーが少ないため調査中です。

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