[ローズ水(ローズウォーター)]宗教で清めの儀式にも使用されるエモリエント成分

ローズ水は、バラの花から水蒸気蒸留法による抽出した精油の副産物で、エモリエント、保湿、皮膚柔軟、抗炎症、抗菌、皮膚コンディショニング、抗酸化、発毛、育毛などの効果のある成分です。

ローズ水(Rose water)

ローズ水は、バラの花を水蒸気蒸留によって抽出した精油エキスなどの副産物で、ローズ水の他に、薔薇水、バラ水、ローズウォーターなど様々な呼び方がある成分です。代表的なローズ水として、ロサ・ダマスケナ（Rosa damascena）の花から抽出したダマスクバラ花水が代表的な種類の成分です。

ローズ水は、世界中で食用として使われており、独特の風味のため、ガム、ヌガー、アイスクリーム、クッキーなどに添加して使用されます。またイスラム教では、アルコールが飲めないため、ワインやシャンパンなどの代替として、使用されたりします。

特にバラ水は、宗教的な意味合いの強い成分で、キリスト教、イスラム教、ゾロアスター教、ヒンドゥー教などでは、儀式などで使用されているもので、仏教で使われる甘茶に近い使われ方のようです。

またローズ水は、中性のヨーロッパなどでは、食卓や手を清めるのに使用されていたようです。

ローズ水には、代表的な臭い成分として、フェネチルアルコールがありますが、すべてのローズ水がこの成分が含まれているわけではありません。

ローズ水は、エモリエント、保湿、皮膚柔軟、抗炎症、抗菌、皮膚コンディショニング、抗酸化、発毛、育毛などの効果、効能がある成分です。

そのため、ローズ水は、化粧水に使用したり、クリームなどに添加して使用したりします。

ローズ水は、古来より食品にも使用されている成分で、アトピー性皮膚炎の肌にも皮膚炎を抑えるために使え、目薬としても使用される事から、毒性が低く、副作用も無く安全性が高い成分と言えます。

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参考資料