![[マルチトール]低糖質の代替糖質は、乳化作用のある成分です。](https://izu-koubou.com/wp-content/uploads/2018/12/835332ee3d022948a1ef0c5b660e46c0_s.jpg)
マルチトールは麦芽糖を水素還元して作られた低糖質の甘味料で、抗炎症、抗酸化作用、保湿、乳化の効果がある成分です。
マルチトール(maltitol)
成分評価５
マルチトールとは
マルチトール(maltitol)は、砂糖の約90％の甘味を有する、糖アルコールの一種で低糖度の甘味料と呼ばれるものです。マルチトールは、麦芽糖(マルトース)を原料として酵素糖化法にて高圧下での水素により接触還元で、作られるためそのように命名されている。
マルチトールは、腸管からの吸収が比較的吸収されにくい成分で、マルトースの1/40と非常に低く、甘味も砂糖の90%のため、甘味に対してカロリーが非常に低いため低糖度の甘味料とされています。また、カルボニル基が無い事で、褐変反応がおきないため耐熱性が優れており、砂糖の代替甘味料としては最も古い甘味料となっており、粉末、顆粒、錠剤などに加工され、低カロリーの幅広い商品に使用されています。
砂糖は、昨今 生活習慣病として肥満、糖尿病、虫歯などの原因として、新甘味料や人工甘味料としてマルチトース以外にも、ソルビトール、キシリトール、パラチノースなどがあり、共通して、肥満防止、虫歯の予防などの利点があります。
また、非糖質系のカロリーゼンの甘味料としては、ステビオサイド、グリチルリチン、サッカリン、アスパルテームなどがあり、食品添加物として使用されているものです。
マルチトースは、化粧品成分として使用されている成分ですが、医薬部外品としても使用されている成分で、医薬部外品の場合はマルチトース液と表示されます。
マルチトールの効果、効能
マルチトールは、糖質として使用されるものですが、化粧品としては、抗炎症、抗酸化作用、保湿そして乳化能力があり、クリームや乳液などに使用されています。
マルチトールの毒性、副作用、安全性
マルチトールは、安全性が高く刺激が少ない成分ですが、過剰に摂取すると鼓腸(腸内にガスが充満して、腹部のふくれる症状)と下痢などの原因となる成分であります。
但し化粧品に使用する場合、そこまで考える必要は無く、毒性、副作用は無い成分と考えて良いかと思います。
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参考資料
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