頭皮が脂性(オイリー)は、非常に見た目も悪く濡れているわけでも無いのに、髪が湿っているように見えたりします。また、髪の毛がサラサラとしていないため髪と髪がくっついて、束になってしまいます。
頭皮が脂性になる原因と対策
頭皮が脂性になると、頭皮トラブルとして、脂性フケ等に発展して、自分だけで無く、他人も不快にするものですので、頭皮 脂性の原因を覚えて、対策を実行しましょう。
頭皮の状態を確認する。
まず、頭皮の状態には、3つのタイプがあります。それは、
- 正常頭皮
- 乾燥頭皮
- 頭皮 脂性(オイリー頭皮)
に分けられます
正常頭皮
皮脂量も正常で、髪もサラサラとしており頭皮も健康な状態です。見た目も良い状態となっています。
乾燥頭皮
頭皮が何らかの原因で、乾燥している、頭皮トラブルです。実際いろいろな原因が考えられますが、頭皮の乾燥が発生すると、フケやかゆみといった、頭皮トラブルに発展する事が多いです。
頭皮脂性(オイリー頭皮)
頭皮の脂性は、皮脂の分泌が異常に多くなる事で、頭皮べたつきが発生している状態です。酷い状態になると、見た目が、濡れ髪のような状態になります。
肩におちる事はまれなので、フケは無いと勘違いする人もいますが、脂性フケのため、髪の毛に絡みついた状態となってしまうため、肩に落ちるのはまれであり。乾性フケと比較すると、大きく、黄色みがありべたついているフケとなります。
また、このフケは、掻くと爪の中に入り込むような状態となっているものです。
頭皮の脂性(オイリー頭皮)をチェック
まず、実行するべきは自分の頭皮が正常頭皮なのか乾燥頭皮なのか、頭皮の脂性の状態なのかをチェックする必要があります。
一番判りやすい方法として皮脂の出方のチェックです。準備するのは、あぶらとり紙です。最近は、女性だけで無く、男性も持ち歩いている人がいますので、わざわざ買わなくても良いかと思いますがお持ちで無い人は、買いましょう。
これで、事前準備は終わりました。さて、一度お風呂に入って、髪を洗いましょう。いつもの洗い方で結構です。そして、先ほど用意した、あぶらとり紙で、おでこの生え際、つむじの部分を押さえてみましょう。そして、その作業を行うタイミングですが、30分後、1時間後、2時間後
さて、あなたは、どの時点で、頭皮 脂がついたでしょうか?
30分後でもついた人は、頭皮が脂性(オイリー頭皮)となっています。1時間後について人は、正常頭皮です。2時間が経過しても、あぶらとり紙に頭皮の脂がつかない場合乾燥頭皮となっています。
なぜ頭皮が脂性(オイリー頭皮)になるのか
頭皮は、皮脂が非常に多く集まっている場所で、顔よりも多く皮脂線があります。そのため、皮脂線からの皮脂の分泌が多くなる事で、頭皮 脂性(オイリー頭皮)となります。
シティスキン症候群
化学物質や花粉や粉塵などを体内に取り込んでしまう事で、抵抗力が低下して、皮脂の分泌が異常に多くなってしまう症状で、一種のアレルギー反応によるものです。体内に取り込みが起きないようにマスク等の着用や空気の綺麗な場所での生活を心がける必要があります。
脂質の多い食事
実は、糖質の多い食事をすると、頭皮 脂性(オイリー頭皮)になりやすいです。脂質の多い飲食物のみとお考えの人も多いですが、糖質も原因のひとつになります。
甘いものを食べすぎると体内で、蓄積されるため、脂質に変わります。ケーキ等は特にカロリーが高いため、蓄積されやすいですが、果物も果糖とよばれる、糖ですので、食べ過ぎた場合脂肪に変わり、蓄積されるものです。
シャンプーで頭皮を洗いすぎている
頭皮のべたつきがあるからといって、シャンプーを何度も行うと、頭皮の脂性(オイリー頭皮)は酷くなります。これは、ホメオスタシスという生体反応でシャンプーによって、脱脂を行うと、体が皮脂が足りないと信号が出てより、皮脂を出そうとするからです。
そのため、良かれと思ってやっている、シャンプー2度洗いや脱脂効果の高いシャンプーの使用については、実際逆効果となるのです。
シャンプー成分の洗い残し
シャンプーを何度も実施しているのに、すすぎに注意をしていない人が、大勢います。シャンプー成分が頭皮に残ると頭皮の常在菌のバランスが崩れて頭皮にダメージを残します。
また、コンディショナーは、髪には必要ですが、頭皮には、不要のものです。これらが、残留する事で、頭皮がダメージを受けて、より皮脂を出すような疾患をうみます。
脂漏性皮膚炎
頭皮の脂性は、最悪の場合フケとかゆみも伴う脂漏性皮膚炎になる可能性があります。頭皮の常用菌のバランスが崩れて、普段は、少数派のマラセチア菌が大量繁殖して、頭皮のバランスが崩れた状態になることです。
これは、一度、これらの菌を死滅させ頭皮をリセットさせる必要があります。
頭皮の脂性の対策
緊急時にやる、頭皮の脂性(オイリー頭皮)の対処
ペーパータオルで拭く等
ペーパータオルは、吸油性、吸湿性に優れているため、緊急時には、効果があります。
緑茶を染みこませた、コットンで拭く
緑茶には、ビタミンCやカテキンと行った消臭成分は、酸化防止機能ももっており、ペットボトルのお茶とコットン(ティッシュでも可能)があれば、すぐに頭皮ケアが出来ます。
香水を頭に振りかける
これは、香水の匂いというよりは、アルコール成分によって、頭皮の脂を分解する事が出来るからです。ただし、やり過ぎると、匂いが混ざって悪臭となるため、実施する時は、ほどほどに。
食事から、頭皮 脂性を見直す。
先ほども書きましたが、皮脂の材料となる、脂質の取り過ぎが、皮脂の大量分泌に繋がります。糖質は、すぐに使用するのであれば、問題無いのですが摂取しすぎると、体内で、脂肪にかわり蓄積されます。
また、肉類のような動物性脂肪も取り過ぎると皮脂の材料となります。特に、動物性脂肪と、糖質を同時にとると、この現象が顕著に表れます。
シャンプーの方法を見直す。
正しいシャンプーの方法で、頭皮を洗うのが実際継続的に実行出来るベストの方法ですが、まずは、湯シャンの徹底をしてください。
他でも書いていますが、皮脂は、38℃程度で、融解する脂です。そのため、頭皮を洗う場合、お湯だけの洗うだけで、80%近くの汚れを落とす事が出来ます。
また限界は40℃ですが、温度を上げれば、それだけ汚れ落ちは良くなります。結構これは驚きですよね。また、先ほどのホメオスタシスの反応皮脂が少ない反応を少なくするためにも、直シャンは絶対らダメです。泡立てる事が重要です。
泡立てる事で、頭皮への刺激を最小限にする事が出来ます。
頭皮が脂性にならないための すすぎの重要性
シャンプー成分の刺激を泡立てる事で、最小限にしても、シャンプー成分が、頭皮残っては、身も蓋もありません。そこで、シャンプーで、洗った後のすすぎは、シャンプーしている時間の3倍は行ってください。シャンプー成分は、界面活性剤のため使いすぎると、必要に皮脂にまで、くっついてしまいまずそのため、余分な成分が残らないようにしっかりとすすぐ必要があります。
これをしっかりしないと、頭皮 かゆみ等の疾患がでます。
シャンプーをアミノ酸シャンプーに変えてみる
脂漏性皮膚炎まで、行ってしまうと、医者に受診して、頭皮フローラを壊す、殺菌系のシャンプーを使用する事になりますが、単に、頭皮の脂性を治したいのであれば、アミノ酸シャンプーをつかうべきです。
シャンプーの刺激の少ない、アミノ酸シャンプーに変える事で、頭皮への刺激が減って、ホメオスタシスも正常となり、皮脂の状態も正常になります。
実際、洗浄力の強い、シャンプーのほとんどが、高級アルコールシャンプーと言われている、シャンプーで、脱脂能力が高いです。アミノ酸シャンプーについては、そこまでの脱脂能力も無いですし、皮脂への浸透能力も低いです。そのため、皮脂への影響度が低いシャンプーなのです。
アミノ酸シャンプーは、価格が高いデメリットもありますが、1回の使用量としては、コンビニのコーヒーレベルの価格です。そのため、色々別のケアをするよりも低価格で、頭皮のトラブルが解決するでしょう。
参考資料
自分の頭皮は乾燥派か脂性派?セルフチェックで知る方法はコレ!
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