ローズマリー葉水

ローズマリー葉水はローズマリーの葉を水蒸気蒸留によって抽出された、水溶性成分で、ニキビやキズの回復促進、血行促進、フケや抜け毛の防止、発毛促進、白髪予防などが期待できる成分です。

ローズマリー葉水

成分評価５

ローズマリー葉水とは

ローズマリー葉水は、ローズマリーの葉を水蒸気蒸留によって得られた水溶性成分です。ローズマリーは、精油として使用するローズマリー油やローズマリーエキスと抽出方法によって用途や効能が変わってきます。

ローズマリーは、シソ科の常緑低木で、学名(Rosmarinus officinalis)といい、和名はマンネンロウと呼ぶのですが、一般的には英名であるローズマリー(rosemary)の名前で呼ばれる事が多い植物です。

ローズマリーは、地中海沿岸が原産のため、日当たりが良く乾燥な気候を好む性質があります。そのため、高温多湿の日本は実は苦手なのですが、ただ強い日差しには強いため、風通しが良ければ日本国内でも生育には問題ありません。

ローズマリーの育て方

ローズマリーは非常に繁殖力が旺盛な植物ですが、移植を嫌う性質があります。植え替えを行うと枯れてしまう場合が多々あります。どうしても植え替えが必要な場合は、根を崩さないようにしてやるのが、コツのようです。一方で、挿し木はストレスにならないのか、簡単に増やせる事が出来るため、増やしたい場合は、枝を切ってしばらく水に浸した後、普通に挿し木をする事で、根付きます。

ローズマリーは、水はけの良い土地を好むため、水のやり過ぎには注意が必要です。また酸性の土を嫌う性質があるので、石灰などを使って土をアルカリ性にしておく必要があります。

ローズマリーはちみつ

ローズマリーは、春から初夏にかけて、青から青紫色の花を咲かせ、非常にミツバチがたくさんのはちみつを取る事が出来るのが有名です。そのため、南フランスでは非常に希少価値の高いはちみつとして珍重されています。また独特のハーブの香りがあり、甘みが強く、清涼感のあるはちみつに仕上がるようです。

ローズマリー葉水の成分

ローズマリー葉水は、ベルベノン、カンファー、1,8-シネオール、ボルネオール、α-テルピネオール、テルピネン-4-オール、リナロールが成分として含まれているとの事です。特にベルベノンが23.1％と非常にふくまれております。ベルベノンはローズマリー独特に芳香の主成分となるもので、松に付くのキクイムシの駆虫薬として使用されたり、鎮咳薬として使用される成分です。また、抗微生物活性があると言われ、詳しい資料等がないですが、ダニやゴキブリの忌避作用あると言われています。

その他には、ハーブとして使用された場合、肝機能調整、胆汁分泌作用があるため、肝機能疾患に良いとされ、いっしょに含まれるカンファーとの相乗効果によって、脂肪溶解効果や代謝促進が期待される事で、ダイエットや生活習慣病に効果があるとされています。