[プロリン]コラーゲンと密接に関係のある非必須アミノ酸は保湿効果の高い成分

プロリンはタンパク質を構成するアミノ酸のひとつで、表皮細胞増殖促進活性を持つアミノ酸唯一の2級アミンである。そのため、壊れた、コラーゲンの修復を促す効果があり、化粧品成分として、保湿、皮膚コンディショニングがある成分です。

プロリン(proline)

成分評価5

プロリンとは

プロリン(proline)は、タンパク質を構成するアミノ酸のひとつで、通常タンパク質を構成する、アミノ酸は、一級アミノ酸が多いのであるが、プロリンは、二級アミノ酸である。プロリンは、表皮細胞増殖促進効果に優れており、角質内の保湿に影響がある、コラーゲンに働きかけ、一度壊れたコラーゲンも再生する事が出来るアミノ酸です。これはプロリンが、コラーゲンの構成要素のひとつだからです。

また、コラーゲンは、角質層で無く、体内の血管や筋肉だけでなく、骨にも存在しており、細胞の活性化に繋がるアミノ酸です。またプロリンは、アミノ酸の中でも分子量が小さく浸透性が高いのも特長です。

プロリンの特長

プロリンは、非必須アミノ酸のため、体内で合成が出来る事で、食事から、取る必要はありませんが、極端にタンパク質の摂取量が少なくなると体内のプロリンの量も減ってしまいます。プロリンの量は、コラーゲンの量に影響するため、体内のプロリンが減少すると、コラーゲンの量も減少する傾向があります。体内のコラーゲンが減少すると、肌に出来た傷やできもの等の治りも悪くなります、また、間接の軟骨は、コラーゲンが非常に多く存在しているため、膝や腰のいたみに繋がる可能性が高い成分です。また、心筋に影響を与えるアミノ酸のため、極端に少なくなった場合、心筋梗塞のリスクが高まります。

コラーゲンの含有量

プロリンは、コラーゲンに多く含まれるアミノ酸ですが、食品に含まれる、コラーゲンの量は測定する事が困難とされています。そのため、プロリンの水酸化物である、ヒドロキシルプロリンの量は、コラーゲンの約10％程度といわれており、ヒドロキシルプロリンを同定する事で、コラーゲンの大体の量を推測する事が出来るのです。

プロリンの効果、効能

プロリンは、アミノ酸のひとつで、コラーゲンと密接な関係のある成分ですので、化粧品成分として使用する場合、保湿と皮膚コンディショニング効果が期待できます。

プロリンの毒性、副作用、安全性

プロリンは、食品などに含まれるアミノ酸のひとつですので、安全性が高く栄養素のひとつとなっています。

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