[フィトステロールズ]植物から抽出した保湿、エモリエント成分

フィトステロールズは、大豆やトウモロコシといった植物から抽出したステロールの総称で、化粧品成分としては、保湿エモリエント皮膚コンディショニング乳化補助等の効果のある成分です。

フィトステロールズ

フィトステロールズ
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成分評価5

フィトステロールズとは

フィトステロールズは、日本語で言うと、植物ステロールの事をいいます。植物由来のステロール(ステロイドアルコール)に分類される化合物の事で、フィトケミカルの一部であります。アルコールには、可溶ですが、水には不要の特有の臭いのある白い固体状物質です。

フィトステロールズは、動物にとってのコレステロールと同じ働きをする物質で、植物にとってはなくてはならないものです。現在主として、大豆やトウモロコシなどからフィトステロールを抽出する事が多く、それぞれダイズステロールコーンステロールと呼ばれています。

フィトステロールズは、植物に多く含まれている事で、食事として取り込んだ場合、小腸での吸収力は低くコレステロールが約40%以上に対してフィトステロールズは5%以下のため、コレステロール吸収抑制として効果が高い。そのため血中コレステロールの減少には効果が高い成分ともいえます。

フィトステロールズは、一般的に化粧品成分として使われる名称で、医薬部外品の場合は、フィトステロールと類似した名称で書かれています。また、ダイズステロールやコーンステロールなどのように、原料由来の名称が使われる場合もあります。

フィトステロールズの効果、効能

フィトステロールズは、食事としては、コレステロールの吸収抑制として働きますが、肌等化粧品成分とした場合は、肌に吸収しにくい油脂分としての性質から、保湿、エモリエントなど皮膚コンディショニング効果があります。また、油脂分となじみやすい事から、乳化補助剤として使用されます。

フィトステロールズの毒性、副作用、安全性

フィトステロールズは、一般的に食品などから抽出されている成分で、毒性、副作用も無く、刺激性も低いため、ベビークリームのような肌の弱い人向けの商品に使用されています。ただ、原材料が、大豆やトウモロコシといったものを使っているため、それらにアレルギーがある人については、注意が必要ですが、それほど心配する必要は無いと言われています。

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参考資料

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フィトステロールズは乾燥の強い味方?効果や毒性の有無とは?

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