メドウフォーム油は不飽和脂肪酸が95%以上含まれている油成分で、肌に馴染みやすい成分で、特に閉塞剤、保湿、保水、抗酸化としての役割がある成分です。
メドウフォーム油(limnanthes alba seed oil)
成分評価3
メドウフォーム油とは
メドウフォーム油は、リムナンテス科の植物であるメドウフォームの種子から抽出した、淡黄色のオイル成分てす。そのため正確にはメドウフォーム種子油(Meadowfoam Seed Oil)と言われています。また原産地が、北アメリカの牧草地(meadow)で春に白い花が一面に咲き泡(foam)のように見える事からメドウフォーム(Meadowfoam)と呼ばれていますが、正式にはLimnanthes albaという名前のため、INCIでは、現在 Limnanthes Alba Seed Oilと呼ばれています。
メドウフォーム油は、不飽和脂肪酸が95%以上含まれており、抗酸化力のある成分になり、特にイコセン酸と呼ばれる成分が全体の60%を占める非常に貴重なオイル成分で、同様にイコセン酸を多く含まれるのは、ホホバオイルがありこちらは約70%がイコセン酸となっています。イコセン酸は以前は、エイコセン酸と呼ばれていましたが、現在はIUPAC、学術用語集(化学編)、日本化学会、日本油化学会などが、イコセン酸を採用しています。もちろんエイコセン酸でも間違いではありません。イコセン酸は、魚類に多く含まれ、アンコウ、ニシン、サンマなどにも含まれており、高血圧防止の効能がある成分とされています。
次に多い成分としては、ドコサジエン酸と呼ばれる脂肪酸で、ジ不飽和脂肪酸と呼ばれ、不飽和部分を2つもつ不飽和脂肪酸です。オメガ3の油分にあたり、魚に多く含まれ、積極的に取る必要がある成分で、ニンニクや人参などにも含まれています。
そして、3番目に多いエルカ酸は、ラテン語でアブラナ類と言われるように、ナタネ油に多く含まれる成分です。オメガ9系の油成分で、古来より天ぷら油に多く使用されている成分ですが、最近は、エルカ酸の摂取が多いと、心疾患になりやすいとの事で、若干嫌われている成分でもあります。しかしこれは、飲食物としての側面で、化粧品成分として使用した場合、油剤や閉塞剤としての役割があります。
メドウフォーム油の効果、効能
メドウフォーム油は、イコセン酸、ドコサジエン酸(docosadienoic acid)、エルカ酸などを主成分としたオイル成分です。メドウフォーム油は、浸透性は無く、皮膚表面に膜をつくる事によって、肌の保水力、保湿力、そして抗酸化力のある成分です。また、配合する事で、他の刺激のある成分をつつみこんむ効果が期待できるため、閉塞剤としての効能があります。
メドウフォーム油の毒性、副作用、安全性
メドウフォーム油は、アレルギー等の報告も無く毒性や副作用の無い成分としてされています。そのため安全性の高い成分として使用されています。また閉塞剤としても、使用されていますので、肌の弱い人にも優しい成分となっています。
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参考資料
“[メドウフォーム油]肌への刺激を減らす閉塞剤成分” への5件のフィードバック