イソロイシン

イソロイシンはアミノ酸の一種で、疎水性アミノ酸に分類され、たんぱく質を構成するアミノ酸で、食物から積極的に取得した方が良い必須アミノ酸である。バリン、ロイシンとともにBCAAという修復機能の高いアミノ酸のひとつである。化粧品成分としての役割として、肌を滑らかにする効果があり、保湿剤、ヘアコンディショニング、皮膚コンディショニング両方の役割がある成分です。

イソロイシン(Isoleucine)

成分評価 5

イソロイシンとは

イソロイシン(isoleucine)とは、タンパク質を構成する、アミノ酸の一種で、正式名称は、2-アミノ-3-メチルペンタン酸の事で、疎水性のアミノ酸に分類され、糖原性を持つ必須アミノ酸です。イソロイシンは、修復アミノ酸のBCAAのひとつであり、筋肉の修復をもとより、神経伝達系にも必要なアミノ酸である。

イソロイシンの役割

イソロイシンの１番の役割は、疲労回復機能です。グルコースをグリコーゲンとして、貯蔵する働きをサポートします。グリコーゲンは、運動時のエルギー源となっていため、これが不足すると、スタミナを維持できず、体が疲れます。そして、イソロイシンは、神経伝達物質に作用して、脳が疲労を感じる機能を軽減させる効果があるとされています。これは、脳内にあるセロトニンの増加と疲労感については、比例するため、イソロイシンの血中濃度を高める事で、セロトニンの分泌を抑えて、疲労予防効果を期待できます。

また生体内でタンパク質の合成に使用される物質のため、幼少期に不足すると、骨格形成に障害を起こしてしまうほど大事なアミノ酸です。

糖尿病や肝硬変に良いイソロイシン

イソロイシンは、糖尿病の方にも効果が高いとされているアミノ酸です。それは、筋肉の修復のため、血中の糖を筋肉作りの材料としていくため、血中の糖が減少するというメカニズムです。そのため、血糖が上がりにくいとされています。

また、肝臓の機能強化にも、イソロイシンは、効果があるとされています。肝硬変の患者は、BCAAの血中濃度が低くなる傾向があり、普段の食事量では、体に必要な栄養が取れなくなる関係で、イソロイシンを補給する必要があります。またイソロイシンは肝機能向上に繋がるため、積極的に摂取の必要があります。

イソロイシンを含む食品

イソロイシンは、主として、鶏肉、シャケ、プロセスチーズ、牛乳などに多く含まれています。イソロイシンは、通常、普段食べられる一般的な食品に多く含まれているため、必須アミノ酸ですが、摂取量が不足する事は、まずありません。

イソロイシンは、BCAAの一角をになっている必須アミノ酸ですが、スポーツやダイエット等によって、筋肉等が傷ついた場合摂取すると有効とされており、3つのアミノ酸のバランスが大切とされています。そのため、特定の食品だけでなく、多種多様の食物からの栄養補給が大事なのです。

必須アミノ酸サプリで栄養補給をしませんか？

アミノ酸の補給に非常に良いものは、肉や卵と言われています。人の身体と同じで、動物の肉のアミノ酸バランスは非常に良く、アミノ酸の補給にとっては、肉食は良いとされています。もちろん卵も同様です。しかし、肉はカロリーも高いため、余分な脂質も摂取してしまうデメリットもあります。かといって野菜中心の食生活の場合必要なアミノ酸が取れない場合があります。そこで必須アミノ酸をサプリで取る事で、栄養バランスの良い食生活が望めます。

タンパク質は、アミノ酸に分解するのに時間がかかり、栄養として使用できるまでに時間がかかりますが、サプリの場合は、必要な時に必要な量のアミノ酸を吸収する事が出来ます。

ただし、そんなアミノ酸サプリは手軽なため、取り過ぎてしまう場合がありますが、取り過ぎると、肝臓や腎臓に負担がかかってしまうためまた注意が必要です。