髪の毛の成分はタンパク質で出来ています。ケラチンというちょっと固めのタンパク質です。髪の毛の成分もそうですが、実は指の爪も同様の成分で出来ています。この髪の毛の成分についてまとめました。
髪の毛の成分はタンパク質
髪の毛の成分を燃やしてみると、判りますが、温泉の硫黄のような臭いがします。これは髪の毛の成分が、硫黄を含むケラチンというタンパク質で出来ているからです。
ケラチンは、髪の毛の成分では約80%~90%で残りは、メラニン色素、脂質、水分から出来ています。ここでは、ケラチンに焦点を絞ります。
髪の毛の成分、ケラチンは、アミノ酸の塊
ケラチンを構成するアミノ酸成分
ケラチンは、実は18種類のアミノ酸で構成されている。アミノ酸の塊なのです。そして、髪の毛の成分だけでは無く、爪や皮膚の角質層も実はケラチンで出来ており、その構成されている、アミノ酸の組み合わせによって、爪のように固い、硬ケラチンになったり、皮膚のように柔らかい軟ケラチンになったりします。
そして、ケラチンは、絹や他のタンパク質には含まれない、シスチンを14~18%含む、タンパク質なのです。
アミノ酸成分 | 成分割合[%] |
シスチン | 13.72~16.00 |
グルタミン酸 | 15.00 |
ロイシン | 11.30 |
アルギニン酸 | 10.40 |
9.41 | |
アスパラギン酸 | 7.27 |
スレオニン | 6.76 |
プロリン | 6.75 |
グリシン | 6.50 |
チロシン | 5.80 |
バリン | 4.72 |
4.40 | |
フェニルアラニン | 3.70 |
リジン | 3.30 |
メチオニン |
0.71 |
トリプトファン | 0.70 |
ヒスチヂン | 0.70 |
ヒドロキシプリン |
0.21 |
ケラチンの主成分 アミノ酸 シスチン
ケラチンには、シスチンという 含硫アミノ酸と言われる、シスチンを多く含んでいます。この成分は、同じ髪の毛の成分である、メチオニンから合成されますが、このメチオニンは、体内で、合成が出来ない必須アミノ酸です。そのため、食事から摂取するしかありません。
メチオニンは、大豆製品、小麦タンパク、赤身肉、魚肉等から摂取出来るため、多く取り入れる事が出来ます。
髪の毛の成分は ケラチンで 海苔巻き構造
実は、髪の毛を輪切りにすると、3つの層からなる海苔巻き構造となっています。
海苔巻きの場合、中の具、ご飯、海苔の3層構造となっていますが、髪の毛も同様の構造をしており、具の位置にあって、髪の毛の芯のような、存在となる
”メデュラ”
ご飯の部分となり、髪の毛の成分の本体となるのが、
”コルテックス”
そして、海苔の部分と同じで、髪の毛の表面部分となる
”キューティクル”
キューティクルは、1番メジャーなものですが、これは、最外殻にありますので、シャンプーや紫外線等髪の毛のダメージを受けやすいもので、最初に攻撃を受ける部分になります。
そのため、キューティクルは、うろこ状の構造をしており、シャンプー等の外部刺激によって、損傷したりしますが、ひどい時には、剥がれ落ちてしまい。修復はされません。
キューティクルが無くなると、コルテックス内のタンパク質と水分が流れ出て、最終的にし、カスカスの状態となってしまいます。これが髪の状態としては、ダメージのある髪の毛で、、ギシギシ、パサパサの状態の髪の毛になります。
このようにダメージのある髪は、円筒状では無いため、摩擦も大きくなり、髪の毛をブラシ等で、とかしてもひっかかるようになります。
髪の毛は、一度ダメージを受けると、基本は、修復出来ないため、生え替わるまで待つしかありません。
ダメージ髪にならないための、対処方法
髪の毛の成分が流れ出て、ダメージ髪になるためには3段階の外部刺激によって、ダメージのある髪の毛となっています。
キューティクルが開く
先ほども書きましたが、キューティクルは、魚の鱗のような構造をしています。この、うろこ状のものが、開いてしまうのです。
開いてしまう原因は、アルカリと水にあります。
髪の毛を洗髪等によって、水分が加わる事で、内部のコルテックスが、膨潤します。その膨潤する事で、外部の固い、キューティクルの隙間が開いて開くのです。
また、アルカリ製のシャンプーや、パーマ液等が髪の毛に染みこむと、キューティクルとキューティクルを密着している場所が溶けて、コルテックスが一部むき出しとなっているようになります。
キューティクルは外部の力でさらに剥がれる
キューティクルが、開いている状態の髪は、通常よりも、摩擦が大きくなっています。
・シャンプーをする時に強く擦る
・ブラシで無理矢理梳かす
・濡れたまま寝てしまう。
これらの事によって、開いていたキューティクルを最終的に剥がす結果になります。
コルテックスから、水分とタンパク質が流れ出る
キューティクルという、最外殻のガードが無くなると髪の毛のダメージは一気に進みます。コルテックスに入っていた、水分やタンパク質がどんどん漏れてきます。
海苔の無い 海苔巻きで、ご飯がボロボロと落ちてくるようにです。
ここまで、いくと髪の毛は完全にパサパサで、艶もなくブラッシングの櫛通りも最悪でしょう。
シャンプーやトリートメントで髪の毛を修復?
先ほど、髪の毛は、修復出来ないと書いたのに、シャンプーやトリートメントには、修復をうたっているものが非常に多いとは、思いませんか?
実は、こんな内容になっています。
シリコン成分配合
シリコンシャンプー や シリコントリートメントについては、髪の毛がダメージを受ける前に効果が高いのです。
シリコン成分は、耐熱性、耐薬品性に優れたオイル成分です。
これは、髪の表面にコーティング状態となっており、外部の刺激を軽減します。特に 他のオイル成分と比較すると、耐熱に優れている関係でドライヤーの熱による、髪のダメージについてはかなり軽減が期待出来ます。
ただし、髪の表面に乗っているだけですので、しばらくすると、落ちてきてしまう欠点もあります。
オイルによるトリートメント
これは、オイルシャンプーでは効果はありませんが、オイルによる保湿効果は、多少ダメージ軽減につながります。
シリコンほどの効果は無いですが、シリコンと異なり、髪や頭皮との相性が良いため、髪のダメージがある場合、髪に浸透しやすくなります。
それによって、髪のタンパク質の流失を防ぐ効果が期待できます。また、オイルですので、髪と髪との摩擦が、下がっているため、キューティクルの剥がれ防止にも繋がります。
カチオンポリマー
ノンシリコン系のシャンプーには、カチオンポリマーというコンディショニング剤が入っているものがあります。
これらは、界面活性剤に入っている状態では、電荷が無くなり、液体に溶けている状態ですが、界面活性剤が、すすぎによって、
無くなると、析出する事で、電荷を帯びてダメージの部分と結合してしまいます。
これは、ポリマーは、プラスに傾いている一方で、髪の毛はマイナスに傾いています。そして、ダメージを受けている場所は、
よりマイナスが大きく傾いています。そんな関係で、カチオンポリマーがより付着するようになるのです。
これらを、一般的に修復と呼んでいます。どちらにしても、髪のダメージがおこらないようにするのが1番良い対象方法です。
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参考資料