[ハマメリスエキス]ネイティブアメリカンが使っていた魔法の水は収れん成分だった。

ハマメリスエキスは北米原産のアメリカマンサクの葉や樹脂から抽出したエキスで、収れん、抗酸化作用、老化防止、消炎作用、保湿等がある成分です。

ハマメリスエキス

成分評価３

ハマメリスエキスとは

ハマメリスエキスは、マンサク科マンサク属の落葉小高木の植物であるアメリカマンサク(ハマメリス)の葉や樹皮から抽出した成分です。

マンサクの原産地は、東アジアから北米にかけて生息しており、様々な亜種や変種が存在します。同じマンサク属でも現在約4種類に分けられており、日本原産のマンサクの他、日本でも栽培されている、中国原産のシナマンサクやハヤザキマンサク、そして北米原産のハマメリスとも呼ばれている、アメリカマンサクがあります。

日本原産のマンサクは、和名で”万作”と書きます、その語源は不明確でありますが、早春の花であるため、東北弁で「まず咲く」であるといわれています。一方で、ハマメリスとも呼ばれている、アメリカマンサクは、花は似ていますが、秋に咲く花であります。北米のネイティブ・アメリカンでは有名で、アメリカの薬局やオーガニックスーパーなどには、必ずといってようほど、置いてある魔法の水「ウィッチヘーゼル」は、このアメリカンマンサクから抽出したエキスです。通常は外用薬としてのみ使用していますが、以前はお腹の具合が悪い時に飲まれていたなんていう記録もありました。

ハマメリスエキスは、無色透明で高濃度になるほど、独特のニオイがある成分でもあります。その正体は、タンニン、サポニン、フラボノイドなどの抗酸化物質などです。

ハマメリスエキスの効果、効能

ハマメリスエキスの成分は、ハマメリスタンニン、サポニン、フラボノイドなどの抗酸化物質が主成分として含まれており、出血、腫れ、傷あと、炎症などのケア成分として使用され、体内の炎症を抑えられるとして、赤痢や細菌性下痢時の飲用対応や眼の炎症防止、ニキビ治療、火傷の治療に使用されていました。

ハマメリスエキスは特に収れん性能が良く、毛穴や肌の引き締め効果があります。またタンニンを始めとする、抗酸化物質があるため、肌の抗酸化作用によって、老化防止効果などがあり、ビタミンE(α-トコフェロール)とともに使用すると、その効果が倍増するといわれています。これは、使用済みのビタミンEをハマメリエキスの抗酸化作用が強く再度活性化させる事が出来るからです。また、ハマメリスエキスは保湿作用もありますが