![[エタノール]化粧品で使用される1番ポピュラーな殺菌成分](https://izu-koubou.com/wp-content/uploads/2016/01/f6c6b8050d2d8dfba5b47994eed493c0_s.jpg)
エタノールは(ethanol)はエチルアルコール(ethyl alcohol)とも呼ばれる酒類の主成分であるため「酒精」とも呼ばれたりする。アルコール類の中で、最も身近に使われる物質の1つである。揮発性が強く、殺菌、消毒、防腐のほか、燃料としても用いられる。
エターノールは殺菌剤として使用されます。

成分評価 3
エタノールとは
成分名 | エタノール |
効能・機能 | 殺菌剤 |
原材料 | アルコール発酵、化学合成 |
安全性 | 普通 |
洗浄力 | 無し |
特長 |
・お酒の主成分で、酒精とも呼ばれています。 ・水にも油にも溶けやすく、揮発性です。 ・殺菌作用があり、消毒用として使われています。 |
エタノールの性質
お酒の成分であるエタノール。高い殺菌消毒効果があるので、キッチン周りや冷蔵庫の中など、清潔を保ちたい場所のお掃除に最適。風呂場や押し入れのカビ退治にも使えます。また水と油、両方になじむ性質があるので油汚れ落としに、化粧品や消臭スプレーを手作りするときの材料にもなります。揮発性成分なので、水気を嫌う家電製品の掃除にもオススメです。
「無水エタノール」と「消毒用エタノール」が一般的に売られています。薬局で手軽に入手できます。無水エタノールとは、水分を0.05%以下しか含んでいない状態の、ほぼ純粋なエタノール。消毒用エタノールは、無水エタノールを精製水で80%程度の濃度に薄めたもの。実は、消毒目的に使用する場合、80%がもっとも効果が高いと言われます。
また、無水エタノールから手作りするより、消毒用エタノールとして売られている製品を買った方が安く付くことが多いようです。
身体や身の回りの器物、手作り化粧品容器などの殺菌消毒。スプレー容器に入れておくと使い勝手がよい。アルコール類はプラスチックを溶かすことがあるので、アルコール耐性のあるスプレー容器を選びましょう。水が使えない場所の拭き掃除など(電化製品やコンセント周りなど)エッセンシャルオイルなどを、水などに溶かす溶媒として(濃度や量によってはうまく溶けないこともあります)
インフルエンザウイルスなど、エタノールで不活性化できる病原菌やウイルスの消毒 台所など、あまり厳密な消毒が必要でない場所のお掃除には、ホワイトリカーやウォッカなども使えます。(ホワイトリカーのアルコール度数は35度、ウォッカは40度)
エタノールの注意点
- 引火性があります。
- 使用や保管の際には、火気を近づけないでください。
- 揮発性なので、密栓して冷暗所に保管し、使用するときは換気に十分気を配ってください
- 消毒目的で手肌に使うときは、まず石鹸などで汚れを洗い落としてから使います。あまり頻繁に使うと、脱水作用で肌が荒れることがありますので注意しましょう。
エタノールを使用してはいけない材質
- スチロール製品: 白く濁ったようになることがあります
- ニス塗装の製品: ニスが溶けることがあります
- 皮製品: 光沢がなくなることがあります
エタノールで出来ない事
- 服などの汚れ落としにはあまり向いていません。
- 無水エタノールには殺菌作用がありません。
- ウイルス性の下痢などをおこす ロタウイルス等には、エタノールは効果がありません。
- 病原菌やウイルスを不活性化させることはできません
エタノールの合成
現在市場に出回っているエタノールは、大部分がアルコール発酵によって製造されています。
C6H12O6 (炭水化物)→ 2 C2H5OH (エタノール)+ 2 CO2(炭酸ガス)
一部は、化石燃料由来のエチレンの水和反応等の有機合成手法によっても製造される。
C2H4 (エタンガス)+ H2O(水) → C2H5OH(エタノール)
エタノールの反応
エタノールに濃硫酸を混ぜて、130〜140℃に加熱すると、ジエチルエーテルが生成する。
2 C2H5OH(エタノール) ⇒C2H5OC2H5 (ジエチルエーテル)+ H2O(水)
また、160〜170℃に加熱するとエチレンが生成する。
C2H5OH(エタノール) ⇒C2H4 (エチレンガス)+ H2O(水)
エタノールにある適当な酸化剤 [O] を作用させる、または脱水素反応などを施すとアセトアルデヒドに変わり、さらに強い酸化反応条件下では酢酸まで酸化される。さらに分解されて酢酸として体内に吸収される。ただしモンゴロイド人種にはアセトアルデヒドを分解する酵素を持たない人が一定の比率でいる。こうした人がエタノールを摂取すると急性中毒症状を起こす。
以上の酸化の過程を簡略した化学反応式で表すと以下のようになる。
CH3CH2OH (エタノール)+ [O](酸素) → CH3CHO(アセトアデヒド) + H2O CH3CHO + [O] → CH3COOH(酢酸)
エタノールに金属ナトリウムあるいは水素化ナトリウムを反応させると、水素ガスを発生しながらナトリウムエトキシドを生成する。
2C2H5OH (エタノール)+ 2Na(ナトリウム) ⇒ 2C2H5ONa(ナトリウムエトキシド) + H2(水素)
エタノールは第一級アルコールとして唯一CH3CH(OH)-を構造中に持つため、ヨードホルム反応に対して陽性である。
CH3CH2OH (エタノール)+ 6NaOH(水酸化ナトリウム) +4I2(ヨウ素) ⇒ CHI3 + HCOONa + 5NaI + 5H2O
エタノールの利用
溶剤(有機溶媒)、有機合成原料、消毒剤などとして広く使われている。用途別の使用量としては、飲用22%・工業用10%・燃料用68%である(2003年)。
工業用アルコールのうち、天然の原料から作った発酵アルコールは、食品の防腐用、みりんなどの調味料の原料などに使用され、
化学合成された合成アルコールは接着剤、インク、塗料、農薬などに使用される。飲用(酒類)及び医薬品以外のエタノール(いわゆる工業用アルコール)はほとんどが変性アルコールと呼ばれるもので、エタノールにかなりの量あるいは少量のメタノールやイソプロピルアルコール等の物質が混入されている。
従って酒として販売されているもの以外のアルコールを、「エタノール」と表示されているからといって、薄めて飲むなどは極めて危険である。外用剤や化粧品等に用いられている変性アルコールは変性剤としてメタノールを使用しておらず有害性はやや低い。
酒税を回避するため、メタノールよりは毒性の低いイソプロピルアルコールを数%添加するか、苦味や匂いを付加して飲用に適さないアルコールとしている。
なお、平成12年からアルコール事業法が施行され、許可を取得すれば酒税相当分の価格を上乗せしていない無変性アルコールを取り扱えるようになった。炎が青白色で、日中の太陽光のもとでは見えにくい。
2013年8月4日、滋賀で消火訓練準備中に消防団員が火が消えたことを確認しエタノールを注ぎ足したところ爆発、女児が火だるまになる事故が起きた。警察では火が消えたことの確認が不十分だったと見ている。
エタノールの自動車燃料
近年、石油の代替燃料としてのエタノールの自動車用燃料用途に注目が集まっている。自動車の登場期にすでに燃料として使われていた。米国では、1920年代にゼネラルモーターズが石油会社と共に(会社の利益となる)有鉛ガソリンを推進するようになったため、以降ほとんど使われなくなった。
フランスでは、1920年代から1950年代頃には砂糖大根で作ったエタノールをガソリンに混ぜて使っていた。石油が安価に手に入るようになりほとんどの国ではエタノールを使わなくなった。しかし、ブラジルでは、1973年の石油ショックによる原油価格の高騰に対処するため、政府が1975年からプロアルコール(Proalcool)政策を実施し、自国で豊富にとれるサトウキビから生産できるエタノールをガソリン代替にすることを進めてきた。
1977年にフォルクスワーゲン・ブラジリアを皮切りに導入され、既にブラジルでは年間に販売される新車の半数以上がエタノール燃料に対応した車となっている。
2003年よりブラジルでのガソリンに対するエタノール混合率は25%となっている。 アメリカ合衆国でも、1970年代から中西部のとうもろこし生産地帯においてエタノール混合率10%のガソリン「ガソホール」が販売されてきた。
1990年代になると、クリーンエア・アクト(大気浄化法)にもとづき、エタノール混合に優遇措置がなされた。これらは米国では農業生産者が政治に対して力をもっているからなしえたことでもあった。
2000年代になり、米国内では、州によって状況が異なるが、通常E10とよばれる10%混合ガソリンが広く販売されるようになっている。しかし、すべての米国人がその実態を知っているとはいえない程度である。エタノールとガソリンの混合燃料(フレックス燃料)に対応した車(フレックス車)の販売も増加している。
通常の米国車は基本的にE10対応となっており、普通にガソリンをいれていると思いながらE10フレックス燃料をいれているようなケースも実際には多く、使用者の意識がなくともフレックスを使用している場合がある。
米国ではフレックスに対応している車はE10対応、E25対応とよばれるが、E10対応はすでに標準であり、フォードではE85というような車も販売をはじめている。日本においては、実験を進めていた経済産業省が、コストの観点から日本国内での生産よりも輸入によることによる普及促進を狙い、2006年2月にブラジルの国営石油会社ペトロブラスと日本の日本アルコール販売の50%出資で、「日伯エタノール」を設立した。
2007年2月時点で経済産業省の政策に対し石油会社の協力が得られておらず、ガソリンとの混合およびその販売にはまだ明確な道筋が立っていない。日本の法制度上では、過去にメタノールが主成分のガイアックスを高濃度アルコール燃料と名指しした上で事実上の販売禁止令を発布した経緯があり、その際に自動車部品への安全性を確保する基準とされた「アルコール添加量3%以下(E3相当)」という文面が現在でも法的根拠として残り続けていることや、「高濃度アルコール燃料」に対する過度のバッシングによる悪印象が未だ尾を引いている事から、E3以上の濃度のアルコール燃料の普及の目処は全く立っていないことが現状である。
モータースポーツのインディカー・シリーズでは2007年より98%エタノール燃料(飲用防止と発火を目視できるように2%のガソリンを混ぜてある)を使用している。
エタノールの効果、効能
エタノールの用途としては、その殺菌力です。そのため食品の腐敗防止成分として、食品添加物として利用されいます。化粧品も有効成分は、栄養価が高い成分が多い事から、エタノール等を防腐剤目的で使用しているのです。また、エタノールは、水などで希釈した方が殺菌力があがります。そのため成分に添加するだけで、性能を発揮する事が出来るのです。
化粧品に添加する場合、殺菌、消毒、防腐の効果がある成分です。
エタノールの毒性、副作用、安全性
エタノールは、飲用用途や一部の医薬用アルコール以外は、変性アルコールである、イソプロパノールやメチルアルコールが含まれているため、薄めたとしても、飲用する事はおすすめしないものです。化粧品で使用するものは、飲用とは別であるため、もちろん飲用には適しません。はっきり言って毒です。
この場合のエタノールは飲用には適さないですが、肌に対してはもちろん使えますが、弱いですが刺激があるため、バッチテストを行うと良いものです。
成分が入っている製品一覧
リマーユ(リバテープ製薬株式会社)
サスティ 白髪染めシャンプー(株式会社ピュール)
& GINO(アンド・ジーノ) (株式会社アールスタイル)
守り髪(株式会社ティエラコスメティクス)
botanist シャンプー(株式会社I-ne(イーネ))
ちふれ シャンプー(株式会社ちふれ化粧品)
re シャンプー(アジュバンコスメジャパン)
伊豆工房(株式会社カッパーゲート)
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参考資料
無水エタノールP 500ml
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