ラウラミドDEAはラウリン酸とジエタノールアミンを縮合して、作られるジエーテルアミンです。ラウラミドDEAじたいは、洗浄力としてはそれほどではないですが、起泡性、刺激緩和、増粘剤となる、非イオン系界面活性剤です。
ラウラミドDEA(Lauramide DEA)
成分評価 3
ラウラミドDEAとは
ラウラミドDEAはラウリン酸とジエタノールアミンを縮合して、作られるジエーテルアミンです。界面活性剤ですが、洗浄力は、それほど無いのですが、増粘作用があるため、気泡力、泡の安定性に優れているため、通常助剤として利用されているものです。また、主成分が、ラウレス硫酸Naのような高級アルコール系の界面活性剤の場合、その頭皮への刺激を緩和する働きがあります。ラウラミドDEAは、通常化粧品表示成分として書かれているものですが、医薬部外品として使用する場合は、ラウリン酸ジエタノールアミドと表示されますが、まったく同じものです。
ラウラミドDEAとコカミドDEA
ラウラミドDEAの類似成分として比較されるものとして、コカミドDEAがあります。非常に類似しているもので、コカミドDEAの材料がヤシ油そのものに対して、ラウラミドDEAは、ラウリン酸と呼ばれるヤシ油に50%程度含まれる成分のみを利用しています。ラウラミドDEAの方がどちらか抽出されている関係で、高価な成分でもありますが、性能はそれほど変わらないものです。
ラウラミドDEAの効果、効能
ラウラミドDEAの最大の特徴は、その起泡性です。もともと非イオン系の界面活性剤ですので、耐硬水性があり、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル分の多い硬水でも泡立ちが落ちません。また、増粘剤として働くため、泡立ちの悪い洗浄成分に対して、泡立ちを良くする働きがあります。ラウラミドDEAは、もともとラウリン酸(ヤシ油の主要成分)のため、天然由来で頭皮に優しい成分でもあります。そのため、刺激の強いラウレス硫酸Naのような清浄成分の頭皮への影響を緩和する働きがあります。
ラウラミドDEAの毒性、副作用、安全性
ラウラミドDEAは、刺激を緩和する事があるため、毒性、副作用等は低いと考えられる成分です。
成分を含む製品一覧
レメディ シャンプー(株式会社サンドラッグ)
サスティ 白髪染めシャンプー(株式会社ピュール)
ちふれ シャンプー(株式会社ちふれ化粧品)
レヴール シャンプー(ジャパンゲートウェイ)
レヴール フレッシュール モイスト ノンシリコン シャンプー 340mL
ウーマシャンプー(株式会社ゼロプラス)
成分が含まれるその他の商品一覧
エジソンライトハウス カペリッチ プラチナム ピートヘアソープ レフィル750ml
クレシア 工業用クレンザーウィズグリット
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参考資料
ラウラミドDEA
“[ラウラミドDEA(ラウリン酸ジエタノールアミド)]起泡性の高い非イオン界面活性剤” への5件のフィードバック