
濃グリセリンは多価アルコールのひとつで、食品添加物、化粧品、衣料品に使用する事が出来る成分で、保湿、潤滑性のもった安全性の高い成分です。
濃グリセリン

成分評価5
濃グリセリンとは
濃グリセリンは、正式には、グリセロールと呼ばれる多価アルコールのひとつで、食品添加物や化粧品、医療品の添加物として使用される無色透明の粘性成分です。
濃グリセリンは、油脂などをアルカリを使用して加水分解をする事で、作られる石鹸の副産物として、産生される成分です。石油等から濃グリセリンは、合成する事は可能であるが、生産コストから考えると油脂のひとつである、ヤシ油、パーム油を加水分解でする事で、合成する事の方が安価であるためこちらの方法を使っています。
濃グリセリンとグリセリンの違い
濃グリセリンとグリセリンは、実際濃度が違うだけでおんなじものになります。一般的に手に入るグリセリンは、84~87%の濃度になっています。一方で、濃グリセリンは98.5%以上のものをいいます。実は、油脂の加水分解によって産生したグリセリンはすべてが濃グリセリンなのです。しかし粘性が強く一般的に使いにくい事から、相溶性のある水で希釈したものが、グリセリンとして販売されているのです。
また、濃グリセリンは水分を吸収しやすいため、大気放置しているだけでも湿度を吸収して濃度が薄まってしまうため、保管については、注意が必要です。
濃グリセリンの効果、効能
濃グリセリンは、食品添加物としては、その甘みから、甘味料としても使われますが、一般的には保存料、保湿剤、増粘安定剤などとして使用されます。虫歯になりにくい甘味料ですが、甘味の割にはカロリーが高い難点があります。
一方で、化粧品の成分として、使われる場合使用量を少なくするため濃グリセリンを使用する事が多く、その性質から保湿成分、潤滑成分として使用されています。
濃グリセリンの毒性、副作用、安全性
濃グリセリンは、食品添加物としても使用されるため、安全性の高い成分で、一般的には保湿のために低刺激のローションなどに使われますがや咳止めシロップ、うがい薬、練り歯磨きなどにも使用されます。一方で保湿性が強すぎる事で、濃グリセリンをそのまま肌に塗布すると肌内の水分を吸い上げてしまうため使いすぎに注意
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参考資料
“濃グリセリン 食品添加物にもなる保湿・潤滑成分” への4件のフィードバック