シア脂(シアバター)は中央アフリカ原産のシアバターノキの種子の胚から取れる油脂成分で、保湿、抗炎症、抗酸化等に効果のある成分です。
シア脂(シアバター)
成分評価3
シア脂とは
シア脂は、中央アフリカに自生するアカテツ科のシアバターノキの種子の胚から抽出する白色から淡黄色の油脂成分で常温では固体です。ただ融点が、28から45℃と低いため、バターのように体温レベルで溶けてしまう性質のある成分です。
シアバターノキは、中央アフリカのナイジェリア、ガーナ、マリ、ブルキナファソなどで自生しているが、栽培も行っており、樹高は、自生しているものは7から25メートルとバラツキがあるが、栽培しているものは、15メートルに調整をしているとの事です。またシアバターノキは、寿命が200年と長いため、花が咲くまで20年、結実するまでさらに20年と長い時間がかかる植物です。しかも実は2年に1回しか出来ない特長があります。そんな果実はアボガドと類似した5から8cmほどで、その中の種子は鶏卵ほどの大きさで一般的にシアナッツと呼ばれています。さらにシアナッツの中の胚をシアカーネルと呼ばれており、これを加工したものがシア脂やシアバターと呼ばれるものです。種子がシアナッツと呼ぶ事で、シアナッツバターと呼ぶ場合もあります。またシアバターノキは奇跡の木とも言われるほど神聖な木で、種子の生産からシア脂(シアバター)の生産については、女性のみで作業をする決まりがある。
シア脂(シアバター)の主成分は、不飽和脂肪酸のオレイン酸、飽和脂肪酸のステアリン酸で、保湿性が高い成分で、現地では新生児の全身にシア脂(シアバター)を塗り乾燥と紫外線防止を行ったり、割礼や怪我の治療として止血や消毒、その他火傷や傷の治療、筋肉痛、リュウマチ、白髪、脱毛予防などに利用されています。
一般的にシアバターと呼ばれる事が多いですが、化粧品名はシア脂です。同様に医薬部外品としてもシア脂とかかれて配合されています。
シア脂(シアバター)の効果、効能
シア脂(シアバター)は、オレイン酸、ステアリン酸、リノール酸、バルミチン酸等良質なオイル成分で出来ています。そのため保湿、抗炎症、抗酸化等の性能がある成分です。
シア脂(シアバター)の毒性、副作用、安全性
シア脂は古来より中央アフリカでは、生後すぐの肌の敏感な乳幼児の全身に塗って保湿、殺菌等の目的で使用しているほど刺激の少ない成分です。またアレルギー等も起きにくいとされている成分です。
成分が含まれる製品一覧
守り髪(株式会社ティエラコスメティクス)
botanist シャンプー(株式会社I-ne(イーネ))
haruシャンプー(株式会社nijito)
レヴール シャンプー(ジャパンゲートウェイ)
レヴール フレッシュール リペア ノンシリコンシャンプー 340mL
レヴール フレッシュール スカルプ ノンシリコントリートメント 340mL
成分が含まれるその他の商品一覧
松山油脂 M mark シア脂のハンドクリーム (65g) Mマーク
松山油脂 M mark シア脂のハンドクリーム (65g) Mマーク
松山油脂 シア脂のハンドクリーム 65g
松山油脂 Mマーク シア脂のハンドクリーム 65g
M-mark series シア脂のハンドクリーム 65g
参考資料
“[シア脂(シアバター)]肌の弱い乳幼児から全身に使える保湿油脂成分” への8件のフィードバック