アミノ酸系洗浄成分とはどんなものがあるのでしょうか?通常シャンプーは、洗浄成分である、 界面活性剤ベースに3種類に大別されています。高級アルコールシャンプー、石鹸シャンプー、そしてアミノ酸シャンプーです。そのアミノ酸シャンプーの主成分である、アミノ酸系洗浄成分について説明を致します。
アミノ酸系洗浄成分の特長
全体的な特長としては、アミノ酸系洗浄剤としては、良い点としては
- 低刺激で肌に優しい
- しっとりとした洗い心地
- 肌には易しい
悪い点
- 洗浄力が低い
- 洗ってもさっぱり感が無い
- 泡立ちが悪い
- 値段が高い
特長を見ていただいて如何でしょうか?短期的ですと、洗浄力が低いと聞いて、汚れが落ちていないのでは?と思う人が、いますが、 毎日洗髪している人であれば、まったく問題ありません。
ただし、アミノ酸シャンプーに表示の規定が無いのが問題で、アミノ酸系の洗浄剤が少しでも入っていれば、アミノ酸シャンプーと表示して良い事になっています。
つまり1%でも入っていれば、アミノ酸シャンプーと書いて販売して良いのです。そのため、裏面に書かれている、成分は嘘がつけないですので、宣伝に踊らされずに、成分を見て買われる事をオススメ致します。
アミノ酸系洗浄成分の中身
アミノ酸系洗浄成分は実は3つに分かれています。
- メチルアラニン系
- ココイル系
- ペタイン系
が代表的な成分です。このワード長い成分名に入っている場合すべてアミノ酸系洗浄成分となります。
実際に表示されている名前としては、ココイルグルタミン酸TEA、コカミドプロピルペタイン、ラウロイルメチルアラニンNaアミノ酸系洗浄成分と言っても種類が多いため、このような見方をして確認をしてください。
そして、裏面の成分表示として、1番最初か2番目(水が最初にかいてある場合)にこのような名前が書いてあるものをご使用いただきたいです。
アミノ酸洗浄成分の歴史
アミノ酸系洗浄成分の入ったシャンプーは、実は1980年代に一部の肌や髪に優しい成分のシャンプーとの事で、使用されはじめたのが最初で、近年になり、アミノ酸シャンプー という名前で発売されるようになりました。
人工で作った界面活性剤としては、石鹸でした。石鹸で、洗髪すると、キューティクルが開いてしまうとの事で、ギシギシになってしまいます。
その次に生まれたのが 現在高級アルコールシャンプーと言われているものです。石鹸系と違い、保湿成分や香料といった付加価値の高い成分を添加出来るのが特長で、しかも安く出来るのが特長です。
そのため、市場の70~80%は、このシャンプーが多いのではないでしようか。但し、ラウリル硫酸Naはすでに論外ですが、一番多く使用されている、ラウレス硫酸Naについては毎日洗うには、界面活性剤としては、強すぎる関係があり、
やはり、100%アミノ酸系洗浄成分のアミノ酸シャンプーをオススメいたします。もちろんアミノ酸系成分すべてが、パーフェクトでは無いですか、必要な成分特長としては、
- 皮膚へ染みこみにくい(界面活性剤としては実は逆行している考え方です。)
- 皮膚毒性が低い(ターンオーバーを促すため、 頭皮の常在菌に影響のある、毒性の強いものを避ける)
この2つが大変重要です。年々新しいものが開発されていますが、最新としては、やはりアミノ酸系洗浄成分が今現在はベストです。
アミノ酸シャンプーは開発されてから、まだ日が経っていない事と、市場への出回りが少ない事で高価です。但し、10年後の自分自身を考えた場合絶対に必要なものです。
参考資料
大高博幸の美的.com通信(197) 割と最近の優秀ヘアケアアイテム、お試しレポート!
「アミノ酸系シャンプーを使っていたら頭皮がベタついてきた」~シャンプーの仕方を見直してみましょう^^
カウブランド 無添加シャンプーポンプ 550ml
“アミノ酸系洗浄成分3つの良い処、3つの悪い処” への2件のフィードバック