キダチアロエ葉エキスは、キダチアロエの葉肉から抽出したエキスで、保湿、抗炎症、美白、紫外線吸収作用、チロシナーゼ活性阻害作用、収れん、皮膚コンディショニング成分などの効果がある成分です。
キダチアロエ葉エキス(Aloe Arborescens Leaf Extract)
成分評価3
キダチアロエ葉エキスとは
キダチアロエ葉エキスは日本原産のキダチアロエの葉から抽出したエキスです。
アロエはユリ科に属する多肉植物で、原産地は主に南アフリカマダガスカル島に集中して原生しており、種類としては300~500種類あると言われています。そのうち日本で化粧品や健康食品として使用されるアロエとしては、キダチアロエとアロエベラの2種類です。
アロエは古来より、民間療法として万能薬として考えられてきたもので、腹痛の時にそのまま葉肉を食べたり、煎じて飲んだりしていました。また傷にも良いということで、傷口に葉肉を塗ったりしていました。
そんなアロエの有効成分として、アロイン、アロエ・エモジン、多糖類、タンニン、ステロイド、有機酸、アミノ酸、グルクロン酸などが含まれています。
有効成分のアロインは、アロエの表皮部分に多く含まれているアンスロン配糖体と呼ばれるもので、腸の働きを良くする働きがある事で、便秘薬として効能があり、医薬品としても認められている成分です。そのためアロエベラを使用する場合は、表皮をカットする必要があるのです。その一方で認知度の低いキダチアロエは、その制限を受けていない事で、アロインが多く含まれている表皮まで使用する事が許されているのです。
またアロインを凝縮され抽出したもに、バルバロインがあります。バルバロインを含むサプリメントは下剤効果が高いことで、妊娠中や生理中の方は摂取する場合医師に相談する必要がある成分です。
もうひとつの有効成分であるアロエ・エモジンは、胆汁の分泌を促す事で、便秘や消化不良そして慢性胃炎などの治療として使用する生薬として使われる成分です。
キダチアロエ葉エキスは化粧品名として使用されるものですが、医薬部外品等で使用される場合は、アロエエキス(2)または簡略名のアロエエキス-2と表示されます。
キダチアロエ葉エキスの効果、効能
キダチアロエ葉エキスは、主成分のアロイン、アロエ・エモジンなどの有効成分によって、保湿、抗炎症、美白、紫外線吸収作用、チロシナーゼ活性阻害作用、収れん、皮膚コンディショニングなどの効果が期待できます。
キダチアロエ葉エキスの毒性、副作用、安全性
キダチアロエ葉エキスは、古来より生薬や民間療法として使用されるもので、毒性等は無いものとしています。一方で体質によってですが、アレルギーが発生する事もあるようです。
成分が含まれる製品一覧
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参考資料
成分辞典 キダチアロエエキス-2(CELLA COSMETICS)
キダチアロエエキス-BG(cosmetic-info.jp)
“[キダチアロエ葉エキス]日本国産のキダチアロエの葉肉から抽出した皮膚コンディショニング成分” への1件のフィードバック