マタタビ果実エキスはマタタビの果実から抽出されるエキスで、保湿、抗炎症、新陳代謝、皮膚コンディショニングなどの効果がある成分です。
マタタビ果実エキス
成分評価3
マタタビ果実エキスとは
マタタビ果実エキスとは、マタタビの果実から抽出されたエキスで、別名、シルバーパインエキスとも呼ばれているものです。
マタタビ(木天蓼:「もくてんりょう」とも呼びます)は、マタタビ科マタタビ属の蔓性植物で、6~7月にかけて直径2cm程度の白い花を咲かせる事が出来ます。古来より、日本各地の山沿いに自生しています。マタタビ特有の臭気である、マタタビラクトン、アクチニジンは、個体差があるものの、ネコ科の動物に恍惚感を感じつる事が出来るため 一般的「猫にまたたび」という言葉があります。同様に恍惚感を与える植物として、イヌハッカなどがあります。
「マタタビ」の名前の由来として、最も有力なものとしては、アイヌ語の「マタタムブ」のようです。牧野新日本植物図鑑によると、「マタ」は、冬を表し、「タムブ」は、亀の甲、また、分類アイヌ語辞典、植物和名の研究によると、「タムブ」は、苞(つと、手土産)という意味があるとされます。
また、一説として、疲れた旅人がマタタビの実を食べたところ、再び旅を続けることが出来るようになった」ことから「復(また)旅」と名づけられたという話もあり、生食出来るが、舌に刺さる刺激があり、美味しいとはいえない。そのため、塩漬け、みそ漬け、または、薬用酒(マタタビ酒)として使用される事が多い。そして実は、キウイフルーツも、実はこのマタタビ科の植物のひとつであり、実の形状などがよく似ています。
マタタビは、食すと、疲労回復、滋養強壮などのありますが、蕾みにマタタビミタバエ、マタタビアブラムシなどが寄生した虫こぶとよばれる、デコボコに変形した果実になったものは、木天蓼(もくてんりょう)と呼ばれ生薬として、冷え性、神経痛、リュウマチなどに効果があるとされる。
マタタビ酸、マタタビピラクトン、アクチニジン、ポリガモールなどが有効成分としてあり、血行促進効果、疲労回復効果、精神安定なとの薬効があり、果実の他に、茎、葉も漢方薬として、入浴剤、健康茶としても広く利用されています。
マタタビ果実エキスの効果、効能
マタタビ果実エキスは、疲労回復、滋養強壮に良い成分ですが、美容成分としても、優れており、抗炎症機能、皮膚の新陳代謝の活性化作用、保湿力の増大、透明感のアップ等があります。
この透明感のアップについては、肌のカルボニア化抑制効果によておこります。カルポニア化とは、加齢によって、肌のタンパク質が脂質の分解物と結合して、変化、蓄積し、肌の黄色いくすみの現象をおこす事をいいます。このカルボニア化を抑制する事で、肌の透明感や明るさを回復する事ができるのです。
また同時に、肌の乾燥、老化を防ぐことが出来るのです。そのため肌のターンオーバーが正常となり、くすみ、ゴワツキ、乾燥など様々な肌トラブルの改善に効果があります。
マタタビ果実エキスの毒性・副作用・安全性
- マタタビ果実エキスについては、ネコ科の動物にとっては、多少毒性があるかもしれませんが、人にとっては、毒性等はありません。また、先ほど説明した、カネボニア化の抑制によって、多少なりとも、解毒効果が働いているのは、間違いありません。
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参考資料
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“[マタタビ果実エキス]ネコちゃん大好きは肌の保湿に成分” への1件のフィードバック