スレオニン・トレオニン

スレオニン・トレオニンともに同じものであり、どちらも正しいが、一般的に、スレオニンの方が多く使用しているので、ここでは、スレオニンで統一してまとめていきます。スレオニンは、タンパク質を構成する、アミノ酸の1つで、体内での合成が出来ない事から、必須アミノ酸のひとつとして数えられます。またスレオニンは、皮膚の保湿に関係する天然保湿成分NMFのひとつで保湿効果が期待できます。また、髪の毛の成分である、ケラチンを構成するアミノ酸のひとつでもあり、ハリを出す効果や、髪の潤いをよくする効果が期待できるため、保湿剤、ヘアーコンディショナー成分、皮膚コンディショニングでもあります。

スレオニン

成分評価 5

スレオニンとは

スレオニンは、タンパク質を構成するアミノ酸のひとつで、体内でつくる事が出来ないた、必須アミノ酸のひとつである。人は体内で合成出来ないが、植物や大部分の微生物は、アスパラギン酸をもとにして、合成する事が出来ます。

スレオニンは新陳代謝を促す効果があり、脂肪肝のようなものは、効果が高く、予防糖につながります。また、胃炎改善に作用がある事から食欲増進にも効果が認められています。また、コラーゲンの合成にも寄与している関係で、スレオニンが不足すると、肌荒れ等がおこります。バランスの良い食事をしていれば、通常、スレオニンは過不足なく摂取出来ると言われていますが、逆に、過剰に摂取してしまった時は、消化機能の低下や頭痛を引き起こすと考えられています。

スレオニンが含まれる食品

スレオニンは、米や小麦といった、穀物に多く含まれている、必須アミノ酸であるが、穀物からとれる、スレオニンは、消化吸収が悪いとされています。そのため、ベジタリアンの人は、スレオニンが慢性的に不足しているという話しもあります。

スレオニンを多く含む食品で、推奨するものとして、鶏卵、鶏肉、七面鳥、魚介類、さつまいも、栗、脱脂粉乳、ゼラチンなどが上げられます、スレオニンの効果的な摂取方法としては、日本人なら魚の煮付けや煮こごりなんかが最適です。身からだけで無く骨からも、ゼラチン質がしみ出してくるため、焼いたときよりも多くのスレオニンを摂取できるのです。