ラウロイルメチルアラニンNaは呼ばれている成分は、ラウリン酸とN-メチルアラニンとの縮合物のナトリウム塩で、アニオン界面活性剤のひとつです。そのため、比較的刺激性の低い、洗浄剤、消泡剤、起泡剤として機能する成分です。
ラウロイルメチルアラニンNa(ラウロイルメチル-β-アラニンNa液)
成分評価 3
ラウロイルメチルアラニンNaとは
ラウロイルメチルアラニンNaは、ラウリン酸とN-メチルアラニンとの縮合物のナトリウム塩で、アニオン界面活性剤です。
そして、ラウロイルメチルアラニンNaは、一般的にアミノ酸系の洗浄剤に属する成分で、頭皮、髪および目に対して、刺激が少ないのも特長です。その刺激の強さについて、アニオン系の界面活性剤の中で1番低いとされておりベビーシャンプーの成分としても、使用されているものです。
ラウロイルメチルアラニンNaの特長
ラウロイルメチルアラニンNaは、ラウリン酸とメチルアラニン、2つの成分を合成して出来ていますがラウリン酸は、ヤシ油やパーム油からとれる天然由来の脂肪酸で、一般的に石けん系の洗浄剤の材料となるもので、強い洗浄力が特長で、一方でアラニンは、タンパク質を構成している、アミノ酸のひとつで、人の体内で使用されているものです。
そのため、ラウロイルメチルアラニンNaは、一般的にアミノ酸系の界面活性剤といわれているもので、この成分が主成分のシャンプー等は、アミノ酸シャンプーと言われます。
また、2つの特長を併せ持つ洗浄剤のため弱アルカリ性のシャンプーとなり、強い洗浄力ですが、頭皮、髪に対して、マイルドな洗浄力のシャンプー成分となります。また、起泡力に優れているため、通常泡立ちを邪魔する、金属イオンを除去するために、EDTAのような、キレート剤が必要になりますが、これは、それが必要ありません。
ラウロイルメチルアラニンNaの化粧品表示名について
ラウロイルメチルアラニンNaも、化粧品成分とし使用された場合の表示成分名ですが、医薬品、医薬部外品として使用された場合は、ラウロイルメチル-β-アラニンNa液と表示します。もちろんまったく同じ成分になります。
ラウロイルメチルアラニンNaの効果、効能
ラウロイルメチルアラニンNaは、アミノ酸系界面活性剤で、洗浄、起泡、消泡との効果の成分で、アニオン洗浄剤の中では、刺激が低い成分です。
ラウロイルメチルアラニンNaの毒性、副作用、安全性
ラウロイルメチルアラニンNaは、アミノ酸系洗浄成分で刺激性も低く、安全性が高い成分と言われていますが、まれに、アレルギーが発生する人がいるため、気をつけた方が良い成分でもあります。
また、余談ですが、化粧品では、すべての成分を表示する義務がありますが、医薬品、医薬部外品については、表示指定成分以外は表示する義務は、ありません。そのため、特定のものにアレルギー等がある場合は、医薬品、医薬部外品では、消費者は、その成分を特定できません。
成分が含まれる製品一覧
ミノン シャンプー(第一三共ヘルスケア)
レメディ シャンプー(株式会社サンドラッグ)
リマーユ(リバテープ製薬株式会社)
サスティ 白髪染めシャンプー(株式会社ピュール)
守り髪(株式会社ティエラコスメティクス)
botanist シャンプー(株式会社I-ne(イーネ))
ウーマシャンプー(株式会社ゼロプラス)
成分が含まれるその他の商品一覧
「クラシエ」 いち髪 ふんわりさらさらケア シャンプー つめかえ用 2回分 680mL 「日用品」
「クラシエ」 いち髪 ふんわりさらさらケア シャンプー ポンプ 480mL 「日用品」
シャンプー HONEY 蜂蜜シャンプー 600mL (K)
シャンプー サムライウーマン ホワイトローズ トラベルセット 1セット (K)
ハツモール DNAビューティスカーフソープ 〈シャンプー〉 1000ml レフィル
参考資料
“[ラウロイルメチルアラニンNa(ラウロイルメチル-β-アラニンNa液)]低刺激なアミノ酸系洗浄成分” への8件のフィードバック