セリンはタンパク質を構成するアミノ酸のひとつで、シルクプロテインを加水分解する事で、抽出が出来る成分で、体内で、生成する事が出来るため、非必須アミノ酸と呼ばれています。またセリンは、天然保湿因子NMFの保湿成分、美白成分として1番多く含有している成分です。
セリン
成分評価 5
セリンとは
セリンは、シルクプロテインのセリシンから単離された事で発見された、成分です。名前の語源もラテン語の絹をあらわす言葉sericumをもとに命名されました。体内でもグリシン等から合成出来るため、非必須アミノ酸と呼ばれている。
セリンが含まれる食物
セリンは 牛乳、大豆、高野豆腐、イクラ、かつお節等に多く含まれます。特に牛乳の主要タンパク質の80%を締める、カゼインに多く含まれている成分である。またセリンは睡眠障害改善に効果のあるアミノ酸のため、眠れない時に、ホットミルクを飲むのは、非常に理にかなった方法である。
セリンは、非必須アミノ酸のため、食物から摂取する必要は無いが、過剰に取り過ぎても障害には繋がらないアミノ酸である。特に脳に影響するアミノ酸で、睡眠の質が悪い人は、摂取する事で、寝付きや起き抜けの状態が良くなります。また脳のエネルギーであるブドウ糖を供給する、ホスファチジルセリンを作りだし、認知症やアルツハイマーの進行抑制し、健康な脳を維持する効果があります。ホスファチジルは、加齢による、認識脳の低下や記憶障害、アルツハイマーといったものに、効果が期待されています。
脳のエネルギー源となるブドウ糖を供給するホスファチジルセリンを生成し、認知症やアルツハイマー病の進行を抑制し、健康な脳を維持する効果があります。ホスファチジルセリンは記憶力の向上や、加齢による認識脳の低下や記憶障害、アルツハイマー病に効果があるといわれています。
セリンの効果、効能
化粧品成分としてのセリン
セリンは肌の角質に存在して保湿の役割を担っている、天然保湿因子(NMF)に最も多く含まれている成分です。
肌は表面から厚さ0.1mmにもみたない表皮層からはじまり、2~3mmの真皮に、分かれるのですが、肌の乾燥している状態とは、この角質層の水分が十分でない状態といえます。その角質層の保湿に効果をもたらせているのが、セリンを含む天然保湿因子NMFなのです。またセリンは、体内でシスティンに変換されます。システィンは、肌の生まれ代わりに関係する非必須アミノ酸で、毛髪や皮膚、爪に多く存在するもので、肌の新陳代謝を活発にし、シミやそばかすの原因となる、メラニンの形成を抑制する事から、美白に効果的と言われています。
セリンの毒性、副作用、安全性
セリンは、カゼインに多く含まれている、非必須アミノ酸であり、過剰に摂取しても安全性の高いアミノ酸です。
成分が含まれる製品一覧
ミノン シャンプー(第一三共ヘルスケア)
ミノン薬用コンディショナー 450mL
グリーンノート(株式会社グリーンノート)
自然葉シャンプー 300mL
botanist シャンプー(株式会社I-ne(イーネ))
haruシャンプー(株式会社nijito)
成分が含まれるその他の商品一覧(楽天)
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参考資料
“[セリン]牛乳に1番多く含まれているアミノ酸” への12件のフィードバック