[ウメ果実エキス]肌の透明感を改善する保湿成分

ウメ果実エキスは梅の実から抽出したエキスで、保湿、バリア機能回復、皮膚コンディショニング、アンチエイジング、抗糖化、血流改善のある成分です。

ウメ果実エキス

成分評価1

ウメ果実エキスとは

ウメ果実エキスとは、梅の実から抽出して得られるエキスです。

梅は、バラ科サクラ属の落葉高木で、2～4月に5枚の花弁のある、1センチメートルから3センチメートルほどの、花を葉に先たって咲かせます。花の色は、白、または、ピンクから赤で、周囲がノコギリ葉状の先のとがった、卵形をしています。

果実は、2～3cm位の大きさで、6月頃に熟して、食用として、梅干し、梅酢、梅ジャム、などに使用され、強い酸味が特徴で、クエン酸を初めとする有機酸を多く含んでいる。

中国では、梅は、塩とともに最古の調味料として認識しており、塩梅(あんばい)という言葉、この塩と梅のバランスが良い事を表します。

また、梅の実は、漢方薬としても使われており、梅の実を藁や草で真っ黒に燻したものを生薬名「鳥梅」(うばい)といって、健胃、整腸、駆虫、止血、強震作用があります。そのため、グラム陽性菌、グラム陰性菌、各種真菌に対して、抑制効果があるとの事です。

一方で、未成熟な実(青梅)には、アミダグリン、プルナシンといった青酸が含まれているため、ヒトが食べると、胃酸で反応して、有毒性発揮して、痙攣(けいれん)や呼吸困難、または麻痺状態になって、死亡するといわれています。

梅干しや梅酢については、アルコールや塩分によって、毒性が低下しているため、問題は、おこらない状態となっている。

またそれとは、別に、梅は、過敏症、アレルギー等の報告があがったているものです。

ウメ果実エキスの効果・効能

ウメ果実エキスは、経口摂取では、血流改善、疲労回復の効果があるとされておりますが、化粧品としては、保湿、バリア機能回復、皮膚コンディショニング、アンチエイジング機能として、スキンケア、ヘアケア、ボディケア等に配合されています。

ウメ果実エキスには、抗糖化成分といわれる、ムメフラールが多く含まれています。糖化とは、黄くすみの原因とされており、タンパク質と、糖が結合する事によっておこり、蓄積していく現象で、酸化とならんで、老化現象のひとつとされています。

また、ムメフラールには、血栓をつくらないようにする機能があり、血流改善になるため、頭皮や毛刃細胞に血液がいきやすくなり、栄養素を送りやすくなることから、育毛効果もあると言われています。

また、血流を改善する事から、脳梗塞、心筋梗塞の抑制効果があります。

ウメ果実エキスの毒性・副作用・安全性

ウメ果実エキスは、未熟の実の場合、毒性はあるが、成熟した、梅であれば、酵素が働かないため、まったく問題はない。

ただし、一部にアレルギーが出るとされているものです。

成分が含まれる製品一覧

チャンプアップシャンプー(株式会社ソーシャルテック)

チャップアップシャンプー300mL

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参考資料

ウメ果実エキスの効果や副作用

肌の糖化が起こる原因とその対策

ウメ果実エキス

ウメ