シソ種子油は、α-リノレン酸が多く入った植物油成分で、抗酸化、皮膚コンディショニング効果のある成分です。
シソ種子油(Perilla Ocymoides Seed Oil)
成分評価3
シソ種子油とは
シソ種子油(Perilla Ocymoides Seed Oil)は、シソの実から圧縮法で搾ったり、ノルマルヘキサンで薬品て抽出した油です。
シソ(紫蘇)は、シソ科シソ属の植物で、芳香のある1年層です。シソはミャンマー、ヒマラヤ、中国南部が原産地で、日本でもチリメンジソ、アカジソ、アオジソなどが代表的なもので、エゴマは、類似の変種にあたります。
シソの栄養成分としては、カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、鉄、食物繊維、カリウムなどが多く栄養価の高い植物で、特にβカロテンが野菜の中でトップクラスで、比較的多いとされているニンジンよりも含有量は多く1100μg含まれています。
また独特の精油成分であるベリルアルデヒドが含まれており、胃液の分泌を促し、健胃効果、食中毒防止に効果のある成分が含まれています。このベリルアルデヒドは、殺菌作用や線虫などに対する殺虫作用も有る事から、カツオなどの青魚などに寄生するアニサキス対策としてシソを使用するのです。また、アニサキスが胃壁につく時の胃痛に対しても緩和効果があると言われています。
そして梅干しを使用する目的として風味づけもありますが、殺菌作用、防腐作用が高まるとして使用されています。ただ、食塩が5~10%ないと効果が出ないといわれています。
一方でエゴマは、この精油成分がぺリラケトンとなっており、食味の違いをうみます。ペリラケトンは同様の殺菌効果はあり、韓国では肉料理には欠かせないものです。ただ反芻動物などが大量に取得すると毒性となります。
シソは漢方薬成分
シソは、漢方薬としても使用しており、葉を乾燥させて使用した、蘇葉(そよう)または紫蘇葉(しそよう)と呼ばれるものは、ロズマリン酸を含み精神を安定化させ、気の滞りを治すものとされており、シソの種類としては、チリメンジソを使用します。
またシソの秋に出来る種は、紫蘇子(しそし)と呼ばれ、解熱、鎮痛、鎮静、咳、喘息、便秘、嘔吐、食欲不振などに良く、と言われています。またそんな実や葉にはルテオリンと呼ばれるフラボノイドが含まれており、アレルギー疾患にも良く、サバなどによるじんま疹などにも効果的と言われています。
シソ(紫蘇)の名前の由来
シソの名前の由来としては、古来中国は、漢の時代に、カニを食べて食中毒になった子供が、紫色のシソのエキスを飲んだ事で、蘇った事で、紫蘇(シソ)と命名されたようです。
シソ種子油の栄養素
シソ種子油は、抗酸化作用のあるα-リノレン酸が多く含まれています。抗酸化作用があり身体に良い油ではあるのですが、酸化しやすいため長期間の保存には向きません。そのため過熱すると変質してしまいます。またエゴマから取った場合には、明確に表示する必要があります。
シソ種子油の効果、効能
シソ種子油は、α-リノレン酸の影響で、肌にもよく抗酸化、皮膚コンディショニング剤としての効果が期待できます。
シソ種子油の毒性、副作用、安全性
シソ種子油は、食用にも使用されている成分で、安全性が高い成分のひとつです。また漢方薬としても使用されいる成分で、毒性等はありません。
成分が含まれる製品一覧
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成分が含まれるその他の商品一覧
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参考資料
“[シソ種子油]紫蘇から搾りだされたオイルは皮膚コンディショニング成分” への2件のフィードバック