ラウリン酸はヤシ油などに含まれる飽和脂肪酸で、抗菌、抗酸化、抗炎症のある成分です。
ラウリン酸(lauric acid)
成分評価5
ラウリン酸とは
ラウリン酸(lauric acid)は、ココナッツオイルやヤシ油に含まれる主の脂肪酸で、炭素数が12の飽和脂肪酸で、示性式は、 CH3(CH2)10COOH で、ドデカン酸とも呼ばれ、白色固体な油性成分です。
ラウリン酸は、含有量の多いココナッツやヤシ油を加水分解して、蒸留精製して作られる。常温では、白色の固体状ですが、融点が42~46℃のため、熱めのお風呂位の温度以上になると、透明な油剤となります。
ラウリン酸は、市場価格が安価な事で、シャンプーや石鹸などの洗浄剤の原材料として、非常に使われている成分ですが、自身もカルボキシル基とアルキル基からなる構造のため界面活性剤としての性能があります。ただ、水には不溶で、エーテルやベンゼンなどには可溶です。
またラウリン酸を還元する事で、洗浄剤などの材料となるラウリルアルコールを精製する事が出来ます。そして実はバターや人乳にも含まれている成分です。
ラウリン酸の効果、効能
ラウリン酸は、ヤシ油由来の飽和脂肪酸で、抗菌作用、抗酸化作用、抗炎症作用がある成分です。界面活性剤ではありますが、水への溶解力が低い事で、洗浄剤としては使われません。ただ、誘導体などに加工をする事で、洗浄剤の材料として使用されています。
ラウリン酸の毒性、副作用、安全性
ラウリン酸は、ヤシ油やココナッツオイルなどに含まれる飽和脂肪酸成分で、刺激が少なく、アトピー肌の人に取ってもかぶれにくい成分のため、毒性は少なく、安全性が高いと判断いたします。一般的には無毒な成分とも言われており、血行摂取が可能です。
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参考資料
“[ラウリン酸]ヤシ油由来の脂肪酸は、抗菌性がある成分” への2件のフィードバック