スギナエキスは、生薬の問荊(もんけい)で、利尿剤として使用されていますが、化粧品成分としては、収れん、保湿、老化防止、抗しわ、抗炎症等がある成分です。
スギナエキス
成分評価5
スギナエキスとは
スギナエキスは、シダ植物門トクサ綱トクサ目トクサ科トクサ属のスギナの全草から抽出したエキスです。
スギナは、国内で生息するシダ植物トクサ属の中で最小の種類で湿気の多い土壌を好んで、地下茎を伸ばして繁殖する。栄養茎の部分をスギナ、胞子茎の部分をつくし土筆(つくし)と呼んで一般的に食用として使用する。また畑等にも地下茎を広げて浸食するため、除草しにくく、別異で地獄草とも呼ばれています。
スギナの胞子茎である、つくしは春の山菜として、灰汁を抜いて佃煮にしたり、柔らかく煮たりして食べられています。但しチアミナーゼ、アルカロイド、無機ケイ素等を含んでいるため大量摂取は出来ないもので、特にチアミナーゼは、ビタミンB1の欠乏症をおこすおそれがある事や、心臓、腎臓に疾患のある人やニコチンに対して過敏症がある人は、摂取はしてはいけないものとされています。
スギナと呼ばれる栄養茎は、実は乾燥させたものを生薬として使用しており、漢方薬の名前としては、”問荊(もんけい)”と呼ばれており、利尿剤として使用されています。また、最近この問荊が花粉症の特効薬などと報道があったようですが、資料等も無く詳細はさだかではありません。
スギナエキスの主成分としては、イソクエルシトリン、グルテオリン、エキセトニン、パルストリン、カリウム、マグネシウム、シリカなどが含まれており、主要成分である、イソクエルシトリン、グルテオリンの影響で利尿剤とし使用されています。
スギナエキスの効果と効能
スギナエキスは、収れん、抗菌作用、血止め効果、抗炎症、解熱、鎮痛、鎮咳、糖尿病予防、骨粗しょう症予防、アトピー性皮膚炎抑制、便秘解消、高血圧予防、抗がん作用、肝機能改善、保湿、抗老化そして利尿作用などかあります。
収れん作用
スギナエキスの代表的な効果、効能です。毎日のスキンケアで、スギナエキス配合のローションや美容液を顔などに塗ることで収れん作用をおこすことができます。また毛穴の開きに悩んでいる人にも最適です。
抗菌作用
スギナエキスは、煎じてお茶として飲むことが出来ますが、抗菌性が高い成分で、飲むことで風邪の予防もできます。また花粉症の予防にもなるといわれていますので、冬場や春先に飲むことをおススメできます。また肌につける事も可能な成分です。
血止め効果
スギナを煎じてつくったお茶を飲むことで、慢性的な鼻血や血尿で悩んでいる人に効果が高いことがわかっています。また月経促進作用があるため、月経不順や不妊症で悩んでいる人には最適なお茶です。
抗炎症作用
紫外線による炎症を抑える効果がスギナエキスにはあり、スギナエキスをガーゼなどに浸して日焼け後の肌に直接あてる事で炎症を抑える事があります。
解熱作用
スギナエキスには解熱作用があるため、風邪などで高熱が出た場合にスギナのお茶を飲むことで熱が早く引きます。そため市販の風邪薬よりも安心して飲むことができる成分です。
鎮痛作用
スギナエキスには、鎮痛効果があり、長期的な痛みを和らげる効果がありるので、女性などは生理痛の痛みを抑えるのに効果があります。但し妊娠中、妊活中の場合はニコチンが含まれていますので飲まないほうが良い成分です。
鎮咳効果
咳を抑える効果がスギナエキスにはあるため、咳が止まらないときにスギナ茶を飲む事で抑える事ができます。
糖尿病予防
スギナ茶には、血液さらさらにする効果があり、長期間飲む事で糖尿病の予防につながると言われています。これはケイ素が多く含まれている事にあります。
骨粗しょう症予防
骨粗しょう症に必要なカルシウムやケイ素が多く含まれているため、スギナエキスは骨粗しょう症の予防に効果があります。
アトピー性皮膚炎抑制
スギナエキスで作った化粧水をアトピーで炎症が出ている肌に塗ることで炎症を抑える事ができます。市販の専用の薬より効果が高いという人もいます。またビワの葉エキスやユキノシタエキスなどと混ぜて使用すると効果が高いという場合もあります。
便秘の解消
スギナエキスにはデトックス効果が高い事があり、スギナ茶を飲む事で便通がよくなり、便秘解消につながります。またホワイトリカーなどで漬け込んだスギナ酒などのほうが効果が高いようです。
高血圧予防
スギナ茶を定期的にのむことで、血圧の降下作用があるため、高血圧予防につながります。
抗がん作用
スギナには、ケイ素が3~16%と非常に多く含まれておりケイ素は抗酸化作用が高く活性酸素を除去する効果が高いことから、長波的にとる事で抗がん作用が高いと言われています。
肝機能改善
血液さらさら効果が高いスギナエキスは、肝臓や膵臓の毛細血管を作用させる事で、肝機能の改善につながると言われています。
保湿
スギナに多く含まれているケイ素は、コラーゲンなどの保湿成分を保持する事ができるため、保湿性につながります。
抗老化
スギナに含まれているケイ素の抗酸化作用や保湿作用があり、肌の老化を防止する事から抗老化作用があります。
利尿作用
スギナエキスは、利尿作用が高い事で、スギナ茶やスギナ酒を飲む場合、夜寝る前や夏場は控えた方がよいともされています。
その中で、化粧品成分としては、抗酸化作用、抗炎症、保湿、抗老化作用がある成分です。
また、POLA化成工業によると、スギナエキスが真皮の保湿に係わる、線維芽細胞の高分子ヒアルロン酸の産生率を増加させる作用がある事が判り、肌のハリや弾力が強化出来るとしてエイジングケア成分や抗シワ成分として認知しました。
スギナエキスの毒性、副作用、安全性
スギナエキスについては、服用する場合は、心臓や腎臓に疾患患者の方は注意が必要な成分ですが、外用薬としてシャンプーなどの化粧品成分として使用する場合は、副作用等についてはそれほど気にする必要は無いと考えられます
成分が含まれる製品一覧
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botanist シャンプー(株式会社I-ne(イーネ))
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参考資料
スギナエキスとは…成分効果と副作用を解説
“[スギナエキス]つくしは糖尿病にも良いアンチエイジング成分だった” への4件のフィードバック