カプリリルグリコールはパラべンよりも刺激が少ないため、パラべンの代替剤として、防腐剤として使用されます。また、保湿剤として使用される成分でもあります。
カプリリルグリコール 保湿剤と防腐剤と両方の性質を持つ成分
成分評価3
カプリリルグリコールとは
カプリリルグリコールは、グリセリンと同じ多価アルコールのひとつです。カブリリルグリコールは、保湿性、保水性に優れており、しかも、高い抗菌性のある成分であるため、防腐剤として使用されている成分です。
カプリリルグリコールの抗菌性
カプリリルグリコールの抗菌力としては、大腸菌、緑膿菌、黄色ぶどう球菌、ガンジタ、黒こうじカビなどに効果があり、医薬部外品としても、使用されている成分です。医薬部外品で使用される場合は、1.2-オクタンジオールと呼ばれます。そして、同じ抗菌剤である、1.2-ヘキサンジオールと混合する事で、さらに、抗菌力が増す事が判っている。1.2.-ヘキサンジオールとカプリリルグリコールの混合物は、シムライズ株式会社がSymdiol 68という商品で販売しています。
Symdiol 68は、水に不溶な固体であるカプリリルグリコール(1.2.オクタンジオール)を1%以下であるが、水に可溶になり、界面活性剤としての働きを付与され、無色透明の液体として存在しており、保湿剤、抗菌剤として使用される、化粧品成分です。
パラべンの代替成分として、フェノキシエタノールと同様に、ノンパラペン製品用の防腐剤として利用されています。
たな豆歯磨きにも防腐剤 カプリリルグリコールは使用されている。
口臭予防として、たな豆歯磨きというのが、最近人気です。
たな豆には、カナパニン、コンカナパリンAという、たな豆にしか含まれていない成分で、口の中の環境を整えて、口臭予防に効果があるものです。そんな口臭予防の歯磨きに防腐剤として、カプリリルグリコールが使用されています。
現在、たな豆歯磨きは、3タイプあります。
・たな豆ハミガキ柿渋プラス
消臭成分である柿渋エキスを入れる事で、ダブル消臭とした、歯磨きです。
・たな豆ハミガキAgプラス
Agプラスつまり銀イオンを配合する事で、タバコのヤニ取りと歯石の沈着予防で歯を白くする効果があるものです。
・たな豆ハミガキ ローズプラス
バラのさわやかな香りと、虫歯を防ぐ効果が期待できます。
これらの歯磨き製品に、カプリリルグリコールは防腐剤として使用されています。
トレフル化粧品にも防錆剤として使われているカプリリルグリコール
モンドセレクション受賞の化粧品 トレフル美容液にも、カプリリルグリコールは使用されています。トレフル化粧品は、線維芽細胞を活性化して皮膚組織を強化。シワ・タルミ肌対応のお肌にやさしい美容液として注目を集めたものです。トレフル美容液の詳細はこちら
カプリリルグリコールは、刺激が少ないことで、ノンパラペン商品などの防腐剤として使用されています。
カプリリルグリコールの効果、効能
カプリリルグリコールは、防腐剤としての効果と、保湿剤としての効果があり、オガニック系の化粧品にパラペンの代替成分として使用されており、歯磨きのような医薬部外品としても使用されている成分です。
カプリリルグリコールの毒性、副作用、安全性
カプリリルグリコールは、口腔内にも使用できる、防腐剤として認知されており、代表的な防腐剤である、パラペンよりも、刺激、毒性等も低く、一部の文献では、無害な成分として紹介されています。
成分が含まれる製品一覧
haruシャンプー(株式会社nijito)
成分が含まれるその他の商品一覧
ビューナ スッピン愛ブロウR1 ニッセン nissen
IBIM HIDDEN FILTER SHADING 01CLASSIC 自然な仕上がり 高い密着力
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参考資料
“[カプリリルグリコール]歯磨きにも使える防腐剤” への2件のフィードバック