ベヘニルアルコールは原成分は単体でフレーク状のアルコールです。エタノールなどと異なり飽和高級アルコールのため肌への刺激が少なく、乳化増粘剤、エモリエントなどがある成分です。
ベヘニルアルコール
成分評価3
ベヘニルアルコールとは
ベヘニルアルコールは、ナタネ油由来の飽和高級アルコールで、ナタネ油を還元する事で得られる成分です。固形状のため乳化剤目的で流動性を改良するために添加される成分です。また名前にアルコールとつきますが、飽和高級アルコールのため、原材料としては、フレーク状の固体をしており、安全性が高く、肌への刺激が少ないため、肌の弱い赤ちゃんや女性向けのクリーム、乳液、化粧水、ファンデーション、トリートメント、コンディショナーなど幅広用途があります。
また、ベヘニルアルコールは、医薬部外品としても使用されており、名前がかわる場合が多いですが、この場合はベヘニルアルコールと同じ呼び方となっています。
アルコールフリー表示の秘密
ベヘニルアルコールを使用している化粧品は、殆どの商品がアルコールフリー表示をしています。アルコールフリーで言われるアルコールは、エタノールの事を指しており、エタノールが入っていない化粧品のため、アルコールフリーと表示するのが業界として一般的なのです。また固体状アルコールのため、化粧品としてBGなどに溶かして使用する事で、アルコールフリーとして使用している場合か多いです。
ただ、消費者が勘違いしてアルコールフリーなのにアルコールがつく成分が入っていると思う事は問題がありますので、表示方法は考える必要がありますね。
ベヘニルアルコールの効果、効能
ベへニルアルコールは、乳化安定作用があり、クリームや乳液といったものに使用されています。また増粘作用もあるため、商品の粘度を維持するために使用されています。そのためオリーブ油やラノリンといった保湿性のある天然の油脂ともに非常に相性が良い成分です。
そしてベへニルアルコールを使用した化粧品はエタノールの代替成分として使用される事から、エタノールによってニキビが出来てしまった人には、ニキビ予防、ニキビ治療効果のある化粧品の成分として使用されています。またエモリエント効果のある成分のため、肌を保護する機能がありアイシャドウ、口紅、ヘアケア商品にも使用されています。
ベヘニルアルコールの毒性、副作用、安全性
ベヘニルアルコールは、炭素数の多い高級アルコールのうえ飽和型ですので、肌への刺激が少なく、赤ちゃん、女性など肌の弱い人向けの商品に使用されています。
ただ安全性が高いといっても、バッチテスト等で肌への刺激が強いか等の確認は必要です。
成分が含まれる製品一覧
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botanist シャンプー(株式会社I-ne(イーネ))
TSUBAKI シャンプー(資生堂)
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TSUBAKI しっとりまとまる
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重くならずに毛先まで軽やかに 「しっとりまとまる」髪が続くヘアコンディショナー。
haruシャンプー(株式会社nijito)
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レヴール フレッシュール モイスト トリートメント 340mL
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成分が含まれるその他の商品一覧
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2個セット 薬用 トラシーミZ 30g 増量版 医薬部外品 フェイスケア パラベンフリー 無香料 無着色 植物成分 トラネキサム酸 美容クリ..
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参考資料
“[ベヘニルアルコール]アルコールフリーの商品によく使用される増粘剤” への4件のフィードバック