アモジメチコン

アモジメチコン(amodimethicone)はシリコン系のヘアコンディショニング材料のひとつで、末端をアミノ基にしており、ジメチコンの違って髪の毛に吸着しやすいようになっており、ヘアコンディション機能のある成分です。

アモジメチコン

成分評価 3

アモジメチコン(amodimethicone)とは

アモジメチコン(amodimethicone)は、簡単に言うとジメチコンの末端にアミノ基がついた、変性シリコン重合体です。一方でジメチコンは、一般的なシリコン系コンディショニング成分で、安全性が高く食品添加物や飲み薬として使用されている成分でもあります。

そんなジメチコンの末端にアミノ基がある事で、カチオン性の性質を持つことから髪に吸着しやすい性質が付与され、ジメチコンと比較すると、吸着力の高いコンディショニング成分となるのです。そのためコンディショナーやトリートメントなどにアモジメチコンを配合する事で効果を発揮します。また、アメジメチコンと間違える人がいますが、アモジメチコンです。

アモジメチコンの成分表示名

アモジメチコンは、化粧品として取り扱う時の表示名ですが、他に同じ化粧品類としても、(アミノエチルアミノプロピルメチコン／ジメチコン)コポリマーと表示する場合もあります。

そして、医薬部外品として使用する場合は、アミノエチルアミノプロピルチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体と表示して区分けします。

アモジメチコンを使ったちょっとした裏技

アモジメチコンやジメチコンといった成分は、縮んでしまったニットなどを復元する事が可能なのです。これは、プロが使用する、柔軟剤成分として同じシリコン系のものを使用しているため、似たような事が可能であるのです。もちろんあくまでも裏技ですので、結果等が保証できるものではありません。

アモジメコンの効果、効能

アモジメチコンは、ジメチコンのように髪の表面に載っているのとは異なり、カチオン基を有しているため、一般的には、髪の傷んだ部分により吸着しやすく取れにくいといった性質があり、全体的には、髪がさらさらになり、艶あがりを期待できる性質があります。またシリコン系コンディショニング成分の特長である一定時間でコンディショニング成分が落ちてしまうという事も防げる効果、効能があります。

そのため、アモジメチコンをトリートメントなどに配合する事で、髪の毛をジメチコンと比較すると長期的にコーティングするような事が可能となります。

ただし、カラー、パーマ等を好まれる人にとっては、髪の表面をコーティングされている事になるため、カラーで色が入らない、パーマがかかりにくくなる等の問題があります。(一般的には良い事なのですが)

アモジメチコンは、シリコン系コンディショナー成分ですので、全体的にボリュームダウンさせる事が出来ます。そのため髪が黒く、髪の毛の量が全体的に多い人向けのコンディショニング成分です。