ポリアスパラギン酸Na(sodium polyaspartate)は高分子吸収体としての性質をもっている、ポリアミノ酸です。そのため、ヘアコンディション剤、保湿剤、湿潤剤などに使用されている成分です。
ポリアスパラギン酸Na
成分評価3
ポリアスパラギン酸Naとは
ポリアスパラギン酸(polyaspartic acid)は、必須アミノ酸である、アスパラギン酸が重合化、ポリマー化した、ポリアミノ酸のひとつです。そんなポリマーを水酸化ナトリウムで中和してポリアスパラギン酸塩(polyaspartate)としたのが、ポリアスパラギン酸Naである。
もともとポリアスパラギン酸Na(Sodium Polyaspartate)には、吸水性ポリマーとしても使用されている成分です。一般的に、オムツや生理用品などに使用されている、吸水性ポリマーは、ポリアクリル酸ナト リウムが一般的ですが、ポリアスコルビン酸Naについては、加水分解をする性質があるため、生分解性を持っているという事で、園芸などで、植物の根の周りに使用する保水剤として使用されています。また、生分解性の無い、ポリアクリル酸Naよりも環境に優しいとの事で、おむつや生理用品の高分子吸収体として、一部では使用されています。
また、ポリアスパラギン酸ナトリウム(Sodium Polyaspartate)は、タンパク質と結合して凝固する性質を利用して、歯に付着した汚れを取る事ができるため、歯のホワイトニングの方法として利用されています。
ポリアスパラギン酸Naの効果、効能
アスパラギン酸は、もともと水に不溶な性質があるため、保湿剤としても使用され、他に肌荒れ防止剤、肌コンディショニング剤、細胞賦活作用等があります。
その性質を受け継いでいる、ポリアスパラギン酸Naは、ヘアコンディション剤、保湿剤、湿潤剤としての役割を持っている成分です。
アイライナーに使用される、保湿成分ポリアスパラギン酸Na
ポリアスパラギン酸Naは、保湿性に優れている関係で、リキッドアイライナー(liquid eyeliner)やリキッドライナー(liquid liner)の成分として使用されています。ポリアスパラギン酸Naの吸収性ポリマーとしての性質を量して、保湿成分を入れた、アイライナー、アイラインを作っても、にじまないでしっかりと書く事が出来るのです。
歯のホワイトニング 歯磨き粉成分としても使われている、ポリアスパラギン酸Na
通常歯のクリーニング方法(method cleaning products)として研磨剤を利用して、歯のホワイトニングをする場合よりも、ポリアスパラギン酸を使った歯のホワイトニングの方法()が安全安心と言われています。
実は、ポリアスパラギン酸Naは、ホワイトニング歯磨き粉の成分として、含まれています。ポリアスパラギン酸Naの保水力によって、歯の表面の汚れを浮かせて、取り込む性質があります。そのため研磨剤のように、歯を傷つける事無く汚れを除去できる成分として注目を浴びています。
またポリアスパラギン酸(PPA)は、アミノ酸を内蔵した構造となっている事で、歯の表面についたステインなど研磨剤でもとれない汚れや、歯垢なども除去する力があります。また口の中のタンパク質汚れを取り除く事で、歯の汚れだけでなく口臭や歯周病予防の防止に繋がり口腔内を清潔に保つ事が出来ます。
ポリアスパラギン酸Naの毒性、副作用、安全性
ポリアスパラギン酸Naの材料である、アスパラギン酸は、必須アミノ酸としてアスパラガス、豆、もやし、昆布などの食品にも多く含まれていますが、一部では、アレルギーをおこしやすい物質であります。一方で、ポリアスパラギン酸Naは、鎖状、網状にポリマー化している事で、安全性はより高くなっております。そのため、ホワイトニング歯磨き粉のように、口腔内に使用してもまったく問題ありません。
成分が含まれる製品一覧
グリーンノート(株式会社グリーンノート)
botanist シャンプー(株式会社I-ne(イーネ))
成分が含まれるその他の商品一覧
ノブ オリゴマリン ローション S(しっとり)190ml
CHICCA(キッカ) キッカ リキッドアイライナー W セット 01 アビス アイライナー
UZU アイライナー
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参考資料
“[ポリアスパラギン酸Na]アイライナーにも使われている、高分子吸収体” への3件のフィードバック