ワレモコウエキス

ワレモコウエキスは抗酸化作用、抗炎症性、抗菌性、収れんそして育毛効果のある成分です。

ワレモコウエキス(チユエキス)

ワレモコウエキス
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成分評価5

ワレモコウエキスとは

ワレモコウエキスは、バラ科ワレモコウ属の多年草である、ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)の根や根茎からアルコールなどで抽出されるエキスで、赤褐色から黒褐色の液体です。

ワレモコウの原産地は、日本列島、朝鮮半島、中国、シベリアと東アジアを中心として生育している、最近では、アラスカまで生育範囲を広げており、帰化植物となっているようです。またワレモコウは漢字で書くと、吾木香、我毛紅、我毛香など様々な書き方をされていますが、現在は「吾亦紅」と書くのが一般的なようです。

ワレモコウは実は生薬としての働きがあり、中国ではワレモコウの根を天日で乾燥させたものを地楡(ちゆ)と呼ばれ、タンニンやサポニンなどのフラボノイドを多く含み、止血、火傷、湿疹などの治療薬とされており、特に肌の引き締め効果である、収れん機能があり、漢方薬では、清肺湯(せいはいとう)、槐角丸(かいかくがん)などに含まれているようです。

また、下痢止めの薬としてもワレモコウの根を煎じて飲むという風習があります。

ワレモコウエキスの効果、効能

ワレモコウエキスは、成分に含まれている、タンニンやトリテルペノイド系サポニンなどによって、抗酸化作用、抗炎症性、、抗菌性、収れんがあります。そして美白効果も期待できる成分です。

また、脱毛に深く関係がある、FGF-5という成分を抑制する効果があるため、育毛効果のある成分ともいえます。

ワレモコウエキスの毒性、副作用、安全性

ワレモコウエキスは、生薬として飲まれているもので、古くから肌に優しい成分として、肌の回復として使用されているため低刺激で安全性の高い成分でもあります。そのため、自然派の化粧品に多く含まれているものです。

成分が含まれる製品一覧 

CA101 シャンプー(株式会社エル・ド・ボーテ)

CA101 薬用ブラックシャンプー260mL

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参考資料

ワレモコウエキス(化学品成分辞典)

ワレモコウエキス

ワレモコウエキス(cosmetic-info.jp)

ワレモコウ(wiki)