ポリクオタニウム-7は、アクリル酸アミドや、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドを合成重合して得られる、4級アンモニウムの一種で、カチオン系ポリマーです。
帯電防止、皮膜形成、ヘアーコンディショニング効果のある成分です。別名として塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液とも呼ばれる。
ポリクオタニウム-7
成分評価 3
ポリクオタニウム-7とは
ポリクオタニウム-7は、ジエチルジアリルアンモニウムクロリドとアクリル酸アミドを合成して得られる、4級アンモニウムの一種で、カチオン系ポリマーです。
ポリクオタニウム-7は化粧品表示名で、医薬部外品では、表示名が異なり、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液と表示されます。
類似品にポリクオタニウム-6やポリクオタニウム-10などがあります。
ポリクオタニウム-7の効果、効能
最大の特徴は、髪の毛の表面に皮膜をつくる事です。
カチオン系のポリマーなため、髪の毛の表面がアニオン(マイナス)部分に電気的に付着して皮膜を形成する機能があります。
シリコンも同様に髪の毛表面につくものですが、シリコンの場合表面に乗っているだけですので、24時間程度で、取れてしまいますが、ポリクオタニウム-7は、電気的に一部結合しているため、取れにくい特長があります。また、ダメージ部分はマイナス電荷が強くでるため、ダメージの修復と言われるのも、この理由です。
また、ポリクオタニウム-7は、分子量が高いため固体として存在しているので、髪の毛の内部や皮膚の内部に浸透する事は出来ません。
その機能を使って、シャンプーなどのヘアケア製品に配合する事が出来、ツヤ感、きしみの無い指通り、帯電防止があり、非常にバランスのよい、コンディショニング成分です。使用中、使用後両方に効果があるためコンディショナー入りのシャンプーとして使用が最適です。
また、界面活性剤の泡をきめ細かくする効果もあるため、助剤として使用する場合もあります。
ポリクオタニウム-7の毒性、副作用、安全性
ポリクオタニウム-7は、四級アンモニウムのため、髪表面をコーティングして、髪の保護に良い影響がある一方で、頭皮についても付着するおそれがある成分です。また、浸透性について、問題とされる部分もありますが、詳細データーが現在ありません。
成分が含まれる製品一覧
マシェリ シャンプー(資生堂)
ミノン シャンプー(第一三共ヘルスケア)
サスティ 白髪染めシャンプー(株式会社ピュール)
& GINO(アンド・ジーノ) (株式会社アールスタイル)
レヴール シャンプー(ジャパンゲートウェイ)
レヴール フレッシュール スカルプ ノンシリコントリートメント 340mL
成分が含まれるその他の商品一覧
資生堂 フェイズ7 シャンプー 1000ml
リアル化学 ルシケア スタイリングミルク3 ソフト 120g
リアル化学 ルシケア スタイリングミルク6 ライトハード 120g
パンテーン シャンプー エクストラダメージケア 詰め替え 特大サイズ (D)
熊野油脂 cyclear(サイクリア) ビタミンC 酵素ボディソープ 詰替 700ml
参考資料
“[ポリクオタニウム-7]髪の毛表面を修復するコンディショニング成分” への5件のフィードバック