![[ラノリン]ウールグリースが産出される保湿成分](https://izu-koubou.com/wp-content/uploads/2018/01/a1bec4a0f6982ddca47b5a0f19078142_s.jpg)
ラノリンは羊毛の副産物として産出するウールグリースから抽出される成分で、保湿、乳化の効果がある成分です。
ラノリン(lanolin)
成分評価３
ラノリンとは
ラノリンの語源は、ラテン語でウールを現すlanaと油を意味するoleumから出来た言葉で、ウールに覆われた皮脂腺から分泌される蝋成分です。ラノリンは、ステロールとエステルで構成されている成分で、雨が降っても羊が濡れないのは、このラノリンが、防水としての働きをしているためです。
またラノリンは、羊ま皮脂腺から分泌されるもので、羊毛の副産物として使われており、一般的にウールグリースと呼ばれているもので、漁師が着るフィッシャーマンズ・セーターなどに使用したりしていますが、非常に臭いのと重い問題があった。また人の皮脂に近い事もあり、ラノリンは肌にも良いので、保湿等にも使用できますが、ウールグリースのままであるとアレルギー反応が出やすいと言われています。ただ、アレルギーの原因となるものとしては、ラノリン単体では無く、臭い成分であります。
そのため一般的に使用されるラノリンは吸着精製ラノリンと呼ばれるもので、ウールグリースを精製してラノリンを抽出した人の肌に良い保湿成分です。
ラノリンの効果、効能
ラノリンは、人の皮脂に非常に近い成分であるため、皮膚に馴染みやすく、浸透性が良いのが特長です。また、水分吸収力が良く、ラノリンの重量の約2倍の水分を吸収する事が出来ます。そのため、保湿成分として使用されています。そして、界面活性剤のひとつですので、乳化剤としての使われる場合もあります。
ラノリンの毒性、副作用、安全性
ラノリンは、一般的に安全性が高い成分とされており、乳幼児のスキンケアやお母さんの乳頭痛の治療に使用されている成分でもあります。ただ、乾燥肌の人やアトピー体質の人の場合、接触皮膚炎(皮膚炎)が出る事が報告されています。これについては、不純物であるラノリンアルコールが原因とされており、純度の高いものほどアレルギーが低いとされています。
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参考資料
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