グリチルリチン酸2Kは一般的に漢方薬の甘草に含まれている成分で、食品や化粧品に多く幅広く使用されており、グリチルリチン酸の影響で、若干甘味があり、化粧品成分としては、抗炎症作用のある成分です。
グリチルリチン酸2K
成分評価 5
グリチルリチン酸2Kとは
グリチルリチン酸2Kは、正式名称は、グリチルリチン酸ジカリウムで漢方薬の甘草に含まれている物質で、白色の粉末状のもので、水に良く溶けるため水溶性のものに使用しやすい成分であり、甘味を持っている成分です。
グリチルリチン酸2Kは、医薬品として、風邪薬、慢性肝炎、抗アレルギー薬などに使用される、また化粧品類の石けん、シャンプー、育毛剤として使用される成分である。
そして、食品添加物として、醤油、漬け物、水産加工物の甘味料として使用されている。
化粧品として使用される場合は、抗炎症作用のある成分として使用されている。グリチルリチン酸2Kは、副作用として、1日40mg以上摂取すると偽アルドステロン症をおこす可能性があるため、使用量の注意が必要な成分である。これは、高ナトリウム症、低カリウム症が現れる、アルドステロン症と同様の現象がおこるのですが、これは、経口摂取した場合に限るため、化粧品等では、まず問題ありません。
また化粧品類では、「粘膜に使用されることがない化粧品のうち洗い流さないもの」であれば、0.5%まで配合が可能な成分です。
グリチルリチン酸2Kの抗炎症作用
グリチルリチン酸2Kは抗炎症作用をもっています。もともと漢方薬の甘草の根に含まれている、主成分ですが、その抗炎症作用を利用して、古くから、口内炎やのどの炎症を抑えるために使用されてきました。
また、グリチルリチン酸2Kは、ニキビケアにも使用されているのです。赤ニキビのように炎症を伴う、ニキビに対して、症状を緩和する一定の効果を持っています。ただし、現在進行形であれば、医師等に相談する必要があります。
一方で、ニキビの対処療法としては、作用しますが、ニキビの予防については、効果が無いと実証されています。
成分が含まれる製品一覧
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CA101 シャンプー(株式会社エル・ド・ボーテ)
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“[グリチルリチン酸2K]漢方薬成分の甘草の主要成分” への17件のフィードバック