アミノ酸系洗浄剤って聞いた事ありますか? 洗浄剤には、アミノ酸系、石鹸系、アルコール系が現在代表としてあります。その中でアミノ酸系洗浄剤は、どのようなものでしょうか?
アミノ酸系洗浄剤はどんなものなのか
洗浄剤の出来方
アミノ酸系洗浄剤に限らず、洗浄剤は、汚れを落とすために、油脂と水両方の性質を持っています。簡単に言うと直鎖の脂肪酸の末端に水酸基がついている構造であれば、何でも、洗浄剤としてなります。
(簡単に書いているつもりですが、これでも難しいかも知れないですね。)
その中で油脂にあたる疎水性物質にアミノ酸を使用している界面活性剤をアミノ酸界面活性剤といい、アミノ酸系洗浄剤として使用されています。
アミノ酸系洗浄剤ってどんなもの?
そもそも洗浄剤として使用しているものは、界面活性剤というもので、水と油両方に親和性がある物質です。そのため、汚れを落とすときに、本体と汚れの間に入り込み、汚れを包み込む事で、汚れをおとします。
実際、この汚れを掻き出す部分が脂肪酸側の素材になります。これが、アミノ酸で出来ているものが、アミノ酸系洗浄剤なのです。
洗浄剤の違いって実際なんでしょう?
洗浄剤は、この脂肪酸側の形状は、種類によって様々な形状をしています。また、洗浄力も違います。汚れを落とす、先端の形状としてはナイフの形、へらの形、綿棒みたいな形(実際ちょっと違いますが)をイメージしてもらうと良いかもしれません。
先端のとがったもので、汚れをとるとキレイに落ちるかもしれませんが、もともとの素材にキズがついてしまいます。
逆に綿棒のようなもので、汚れを落とすと素材はキズは出来ないけどちょっと汚れが若干残っている。
アミノ酸系洗浄剤は、この綿棒のような洗浄剤となっています。(多少 判りやすくするために、比喩で書いていますので、専門家の方違うと言わないで下さいね。)
アミノ酸系洗浄剤で、どうやって汚れをとっているの?
人の汚れってそもそもなんでしょうか?垢 つまり、古くなった角質、つまり人の細胞達ですよね。洗浄剤から見て、正常な必要な細胞と、古い角質の違いなんで見分ける事が出来ると思いますか?
実際出来ません。
さっき説明したように、先端が刀のようなものの場合、表面の皮脂や角質まで削られてしまうのです。そのため、綿棒のように、ちょっと剥がれたものを落とす位が丁度良いと考えます。
それが、アミノ酸系洗浄剤なのです。
アミノ酸系洗浄剤が人気が無い理由
アミノ酸系洗浄剤の人気が無い理由としては、1番は、高いがあります。実際、素材ベースでも、アルコール系洗浄剤の7~10倍ほどします。
そのため、製品化した時に、非常に高くなってしまうので現状です。また、”さっぱり”とした洗い心地にはならない事です。以前アンケート調査しましたが約8割の人が、シャンプーには、”さっぱり” を好んでいます。アミノ酸系洗浄剤では、しっとりとして洗い心地になります。
10年先を考えれ、体のためには、良いのですが中々、理解は得られないのが、アミノ酸系洗浄剤ではないでしょうか。
まあ 継続して使っている人だけが、違いがわかってくるかと思いますが、難しい気がします。
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参考資料
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“[アミノ酸系洗浄剤]それって何だろう?” への2件のフィードバック