界面活性剤は天然成分由来にかぎる?安全神話の真実

界面活性剤 天然由来にかぎる?

再度見直したいシャンプーの真実

界面活性剤が天然由来が良いと言っている背景に、

実はこんな実験をした ものがあります。

「市販のシャンプーに卵の卵白を入れて、かき混ぜるの真っ白になります。

これだから、市販のシャンプーは危ない」

これは、本当でしょうか?

界面活性剤は天然由来だすか安全神話の真実

界面活性剤は天然だから本当に大丈夫?

先ほど、簡単に説明した、実験は、

卵白と市販のシャンプーを 混ぜる事で、

白くなるのは、乳化という反応で、

実は ほとんどすべてのシャンプーでおこる現象です。

特に、卵黄にはレシチンと呼ばれる、天然の界面活性剤が もともと入っています。

これは、マヨネーズを見れば判ると思いますが、

普通混ざらない、油と水がきれいに混ざり合っているのは、

卵に入っている天然界面活性剤である、レシチンのおかげなのです。

もちろん卵は食品ため、安全性のレベルが高いものですが、

界面活性剤が天然だから、安全は非常に危険な考えです。

 

界面活性剤が天然由来に拘る理由

残念な事ですが、成分については、一般の方は判らないのが事実です。

そのため、メーカー側としては、いろいろな表現で広告をしていますが、

最近の1番天然をイメージするものとしては、

オーガニック 

ではないでしょうか?

聞いただけで、これ良いかも~ と 顧客心理をくすぐる言葉となっています。

同様に、界面活性剤が天然由来と聞くと じゃこれが良いのでは

と 思ってしまうのは、専門家としては、ちょっと悲しげな事です。

 

界面活性剤が天然由来でちょっとあぶないもの

現在の天然由来と言われているものは、ヤシ油が非常に多いです。(パームもヤシ油の一種)

理由としては、含まれている、油分が、非常に洗浄剤にするのに向いているからです。

ただし、現在は解決したようですが、

ヤシ由来の天然素材を化学合成した「ポリソルベート80」という界面活性剤の摂取で、

不妊が発生した、問題です。

このポリソルベートは、通常食品添加物として使用されているもので、

この成分は、食品であれば、ショートニング等に使用されるもので、医療関係で

あれば、ワクチン等に使用され厚生労働省によると 約2年の実験をかけて、

大量に摂取しなければ、安全との見解である。

但し、先ほども言いましたが、ワクチンや身の回りのものに使用されているため、

規制値以上の摂取の可能性があるものです。

界面活性剤の特性上、外敵からまもる為のバリアとなっている、

油膜を簡単に壊してしまうのが特長ですので、

どちらにしても、取り過ぎは問題となります。

 

界面活性剤は天然由来は実はいっぱいある。

先ほども説明しましたが、ヤシ油を原材料として、作っている界面活性剤

非常に多いです。

実は、界面活性剤で、両極端な評価わしている、

高級アルコール系シャンプー と アミノ酸系シャンプー 

もちろん全部では、ないですが 多くは ヤシ油が原料となっているものが多いです。

これから判るように、界面活性剤が天然由来と書かれているのも

ちょっと評価しにくいのが現状です。

ちなみに別物のよな表現をされますが、ココナッツもヤシも同じものです。

パームは、種類が違いますが。

 

界面活性剤は天然成分が重要な要素ではありません。

界面活性剤は天然由来、オーガニックと聞くと良さそうに感じますが、

実はそんな事は、ありません。

身の回りで比較しやすいものとして、石油が材料ですけど、

ガソリン、灯油、プロパンガス 原材料は同じですけど、すべて違うものですよね。

天然由来が良いと言っているのは、実はこれと同様の事なのです。

そのため、難しいですが、それぞれの成分を把握する必要なのです。

実際ノンシリコン神話も同様の事のようですので、他の記事で書かせていただきます。

アミノ酸シャンプー 森かける香風

森かける香風

参考資料

天然の界面活性剤もあるの?

「合成」と「天然」界面活性剤の種類について

それはホントに天然系界面活性剤でしょうか? ~天然/自然主義という名のトリック~

市販のシャンプーで髪や頭皮のタンパク質は変性しません

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ノンシリコン神話~シリコンが悪いわけではない