カチオン界面活性剤(Cationic surfactant)
カチオン界面活性剤(Cationic surfactant)は、水に溶けたときに疎水基のある部分がプラスに電離する界面活性剤で、石けんなどの洗浄剤として使用されるアニオン界面活性剤とは逆の構造となっている事で、逆性石けんとも呼ばれています。またプラスになってる事で、陽イオン界面活性剤ともいいます。
髪の毛は濡れるとマイナスに帯電するため、表面に電気的に強着して、柔軟性、帯電防止、殺菌性などの効果があります。また、構造的にはアルキルアミン塩型、第4アンモニウム塩型に分類されています。
電気的な力で吸着している事で、シリコンのように物理的に吸着しているものよりも吸着力が強い性質があります。ただ一方で頭皮にも吸着すると頭皮に炎症がおこったり、たんぱく質変性の原因となります。そのために頭皮のすすぎをしっかりとする必要があるものです。
参考資料
界面活性剤の主な性質と種類
代表的な界面活性剤の分類・名称・用途
カチオン界面活性剤
カチオン界面活性剤の毒性と刺激性について
陽イオン界面活性剤(wiki)
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ベヘニルPGトリモニウムクロリドは、4級アンモニウム界面活性剤で、帯電防止、ヘアコンディショニング剤、表面改質剤、乳化剤のある成分です。
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ステアロキシプロピルトリモニウムクロリドは、4級アンモニアの一種で、帯電防止、洗浄効果、殺菌効果、毛髪柔軟性、ヘアコンディショニング効果がある成分です。
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イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェートは4級アンモニウム型のカチオン界面活性剤のため帯電防止剤、ヘアコンディションの機能のある成分です。 イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチ […]
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アルキル(C12,14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCIはアミノ酸系のコンディショニング成分として使用され、帯電防止、ヘアコンディショニング、皮膚コンディショニング 機能のある成分です。 アルキル(C12,14) […]
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ポリクオタニウム-10は、植物系天然セルロースから出来たカチオン界面活性剤です。ノンシリコン系のコンディショニング剤として、刺激が少なく、毒性も低い事で、広く使用されています。機能としては、帯電防止、ヘアコンディショニングがある成分です。
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ステアルトリモニウムクロリドは別名塩化ステアリルトリメチルアンモニウムで、四級アンモニウム塩に属する、カチオン系界面活性剤です。カチオン系界面活性剤は、毛髪へ吸着する効果があるため、帯電防止、ヘアコンディショニングとして […]
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クオタニウム-18は、一般名塩化ジアルキル(14~18)ジメチルアンモニウムといい、陽イオン界面活性剤で、髪の帯電防止、保湿剤、ヘアコンディショニングとしての機能を持った成分です。
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グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドは豆科の植物である、グアーの実を主原料として、塩化グリシジルトリメチルアンモニウムを付加させて得られた4級アンモニウム塩である、カチオン界面活性剤です。帯電防止剤、コンディショ […]