クオタニウム-33は羊由来の陽イオン界面活性剤でヘアーコンディショナー、帯電防止、髪の毛のダメージ抑制、改善の機能がある成分です。
クオタニウム-33(エチル酸硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム(2))
成分評価3
クオタニウム-33とは
クオタニウム-33は、ラノリン誘導第四級アンモニウム塩と呼ばれる、陽イオン界面活性剤で、カチオン界面活性剤とも呼ばれています。陽イオン界面活性剤は、洗浄剤として使用する陰イオン界面活性剤とは逆の性質をしており、髪の毛や肌、頭皮に吸着する性質があります。
一般的に、クオタニウム-33は、羊の皮脂分泌物由来の成分で、一般的に単体では、三洋化成工業のカチオンLQのように黄色~黄褐色のペースト状をしており水溶性で低pHでも容易に混ぜる事が出来ます。そしてシャンプー、コンディショナーなどへの配合をしやすくするため、日本精化のカチオンNHやNIKKOL LANOQUAT DES 50のようにBGなどで、希釈してあるのが一般的です。
化粧品表示名
クオタニウム-33は化粧品表示名で、医薬品、医薬部外品に使用する場合、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム(2)と表示され、ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウムエトサルフェートや簡易名のエチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム-2と表示される事もあります。
クオタニウム-33の効果、効能
クオタニウム-33は、陽イオン界面活性剤のため、髪の毛に付着してコーディングをする役割がある事から、ヘアーコンディショナー、帯電防止効果が見られます。
またキューティクルにある、18-MEA(メチルエイコサン酸)をクオタニウム-33はリッチに含んでいる事から、パーマや染毛によって、パサパサになりがちな髪の毛のダメージ抑制、改善が期待でき、疎水性が改善できる成分です。
クオタニウム-33の毒性、副作用、安全性
クオタニウム-33は、何処までいっても、四級アンモニウム塩のため、髪の毛には有効に働きますが、頭皮にとってあまり良くないものです。しかし羊由来の成分でもある事から、四級アンモニウム塩の中では、比較的安全性が高いと言われている成分でもあります。
成分が含まれる製品一覧
CA101 シャンプー(株式会社エル・ド・ボーテ)
守り髪(株式会社ティエラコスメティクス)
haruシャンプー(株式会社nijito)
成分が含まれるその他の商品一覧
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ミルボン ジェミールフラン トリートメント シルキーシャイニー 2500g レフィル 詰替え用
参考資料
エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム(2)
エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム について
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