レモン果皮油

レモン果皮油は１番馴染みのある、柑橘系フルーツの代表で、非常に爽やかで、ナチュラルな香りがする成分です。着香、血行促進等の効果がある成分ですが、光毒性を持っているため、使用に対しては注意が必要なものです。

レモン果皮油

成分評価5

レモン果皮油とは

レモン果皮を主に、圧搾法によって抽出したオイルで、エッセンシャルオイルとして使用されている。成分としては、リモネン、シトラール、オクタナール、リナロールなど豊富なの芳香成分が含まれており、気分転換や集中力を高めたい時などに用いると効果的な香りとして取り扱われています。また消毒・殺菌作用にも優れていることから、芳香剤のほか基礎化粧品やヘアケア製品などの素材としても活用されています。

レモンとは

非常に馴染みの深い、インドや東南アジアが原産の植物です。樹高は3m程になり、白からピンクの花を咲かせます。オレンジ系との雑種など、様々な種類が存在します。現在は、イタリア、スペイン、ブラジル、アメリカなどで多く生産されています。レモンの語源はアラビア語の「ライムン」とペルシャ語の「リムン」といわれています。フレッシュなグリーンシトラスの香りは、頭をすっきりさせて、気分をリフレッシュする事が出来ます。

レモン果皮油の効果、効能

心への効能

集中力を高める効果があるもので、仕事や勉強部屋におすすめな香りです。精神的な行き詰まりの時など心を冷静にする働きがあるため、不安や混乱感があるときなどは、リフレッシュさせ、明るい気持ちにさせてくれます。精神安定にもなるため、緊張したり、同様したりする場面では、効果を発揮します。レモンの香りのする処で作業すると、作業効率が上がったというデーターもあり、脳の働きを活発する効果もあります。

体への効能

殺菌消毒効果、抗ウイルス効果があるため、感染症を予防し、風邪などの症状に効果があります。また血液の流れをスムーズにする効果があるため、血行促進効果が期待できる成分で、セルライト、高脂血症、動脈硬化、高血圧などに良いです。また消化器系の不調、暴飲暴食などの胃のむかつき、消化不良、便秘解消、頭痛、関節症なども期待できます。虫刺されの解毒作用や、疾病に対する解毒剤としての機能があります。

肌への効能

血液の循環を促し、肌の色を明るくする効果もあります。肌や髪の強化、イボやウオノメの改善効果があります。特に爪を守る精油として知られており、ネイルオイルとして使うのも良い者です。肌に使用する場合は、脂性肌に向いており、皮脂の分泌を抑える働きもあります。

レモン果皮油の毒性、副作用、安全性

レモン果皮油に含まれる、リモネンなどは、光毒性があるため、皮膚に付着するものに使用する場合配合量に上限がある。ちなみに光毒性とは、皮膚等ら対象成分を塗布した後、紫外線にあたると、皮膚が薬品火傷をおこす現象で柑橘系のオイル成分には多くられる現象です。実際上限は、6～7％と言われているため、それ以下での配合が望ましいです。特に皮膚の弱い人は、バッチテストが必須です。