ヤシ油は、ココヤシの種子の中にある胚乳から抽出された成分で、抗菌、抗炎症性のある成分です。
ヤシ油(Coconut oil)
成分評価3
ヤシ油とは
ヤシ油は、熱帯から亜熱帯地域に広く生息するヤシ目ヤシ科の植物であるココヤシの種子の胚乳を圧縮や溶剤などで抽出されたオイル成分です。
ヤシ(椰子)は、熱帯地域に広く分布する単子葉植物の総称であり日本人の感覚としてはヤシ油の原料というとココヤシが頭に浮かぶが、どちらかというとアブラヤシの果肉から抽出されたパーム油がヤシ油として輸入されるものの方が多いです。またアブラヤシの胚乳から抽出されたものをパーム核油と呼びます。
日本ではヤシ油は、パーム核油とともに年間10t輸入されており約60%はセッケンや洗剤の材料として化粧品の原料として広く使用されているものです。残りは食品などに使用されており、乳脂肪分と類似している事からラクトアイス、コーヒーフレッシュ、ホイップクリームなどの原料として使用されていたりします。
ヤシ油はココナッツオイルなどとも呼ばれ、主成分はラウリン酸50%、ミリスチン酸15~20%、パルミチン酸10%と圧倒的に飽和脂肪酸が85%と非常に多い油脂成分で、ヤシの種類によって成分が異なります。ヤシ油は、セッケンや洗剤としたときに、洗浄力が強く、泡立ちの良くなる成分を多く含まれている事と、石油などと比較して安価で入手出来る事から、セッケンや洗剤などの化粧品類でも広く使用されています。類似しているパーム核油は不飽和脂肪酸が多く含まれており、ビタミンEやビタミンKが含まれている事から抗酸化作用があるが、ヤシ油には含まれていません。
椰子の栽培で環境破壊
ヤシ油の原料となるヤシ(椰子)は、熱帯地方で生産され全世界に5500万tもの出荷をされているもので、化粧品以外にも最近ではバイオ燃料の原料ともなっているため需要が非常に高くなっています。
一方で問題も発生しています。生産国のひとつである、インドネシアでは、主要商品であるためヤシの栽培が広がっている、その椰子栽培のために既存の森林を焼き払い、生態系の破壊やヤシ油生成のための廃液に含まれているメタンが温室効果ガスとなり環境破壊の一因となっています。
ヤシ油の効果、効能
ヤシ油は、セッケンや洗剤の原料として使用されますが、単体では主成分であるラウリン酸、ミリスチン酸の影響で、抗菌性、抗炎症性のある成分です。
ヤシ油の毒性、副作用、安全性
ヤシ油は、ラウリン酸などの飽和脂肪酸を多く含む油脂で、食品としても使用されるものです。
飽和脂肪酸は、カロリーが高い油脂ですので、食品取り過ぎると、心臓病、肥満、糖尿病の原因となるものです。一方で少なすぎると脳出血などの原因になるとされています。
実際化粧品成分として使用された場合、毒性も無く安全な成分といえるでしょう。
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参考資料
ヤシ油はどうしてこれほどの問題となったのか。その対処法はあるのか
パーム油とヤシ油との違いって何?知っておきたい植物油脂のこと!
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“[ヤシ油]セッケンの原料となる植物由来の脂肪酸は抗菌性のある油脂成分” への1件のフィードバック