![[ブチルパラベン]パラベン類では強力な脂溶性防腐剤](https://izu-koubou.com/wp-content/uploads/2016/06/2f07421547c397a00d5bca9505d9c07e_s.jpg)
ブチルパラべンは、パラベン類のひとつで、パラオキシ安息香酸エステルの末端が、ブチルとなっています。パラべン類は、防腐剤として、静菌性をもっていますが、ブチルパラベンは、ペンチルパラべンに引き続き、抗菌性の高いものです。
ブチルパラべン
![ブチルパラベン](https://izu-koubou.com/wp-content/uploads/2016/06/2f07421547c397a00d5bca9505d9c07e_s.jpg)
成分評価 3
ブチルパラべンとは
ブチルパラべンは、正式名称butyl 4-hydroxybenzoateで、パラオキシ安息香酸エステルの末端にブチル基がついたもので、メチルパラべン等と比較すると、脂溶性の性質があります。
また、滅菌性までは、ないですが、ペンチルパラべンに次ぐ、抗菌性をもっている成分です。
パラべンフリーと言う言葉があるように、パラべンは防腐剤として、印象が悪いですが、規制によって配合量が1%以下と定められておりますが、実質0.3~0.5%しか配合されていない成分です。
単体で、直接肌にふれると、アレルギー等をおこす人もいますが、それほど神経質になる必要がないものです。
逆に無添加や、パラべンフリーのようなものは、別の防腐剤が使用されており、その配合量が多いものもあるので、注意が必要です。
そして、防腐剤が入っていないものは、2~3日で腐敗してしまうため、使用上問題が発生するのは、言うまでもありません。
ブチルパラベンの効果、効能
ブチルパラベンは、脂溶性の防腐剤としてペンチルパラベンに次ぐ防腐性能をもっています。脂溶性のため、オイル成分の腐敗防止を得意とする防腐剤で、メチルパラベン等と併用する事で、水溶性、脂溶性両方に効果のある防腐剤として働きますので、化粧品のように、脂溶性成分、水溶性成分が混ざっているものには、防腐剤を組み合わせて使用する必要があります。
ブチルパラベンの毒性、副作用、安全性
ブチルパラベンは、防腐剤のため、単品で使用すれば毒性はあります。そのため、化粧品への配合については、1%以下と規定があります。しかし、少量でも防腐性能が高いため、実際には他のパラベン類と混合しても全体で0.1~0.3%程度しか使用していません。
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参考資料
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