塩基性黄57は塩基性染料のひとつで、酸性染料よりは、頭皮や髪の毛に対して、刺激性が低く、天然染料よりは、色持ちが良い染料です。一般的にはHC染料などと併用して使用される事が多い染料です。
塩基性黄57
成分評価3
塩基性黄57とは
塩基性黄57は、塩基性染料のひとつです。塩基性染料は、2001年4月に薬事法の改正に伴い、厚生労働省にて設定している、ポジティブリストおよび、ネガティブリストに列記されている成分以外は、製造メーカーの自主基準と自己責任において、自由に配合が可能になりました。その時に使用されはじめた成分のひとつが、塩基性染料です。
日本ヘアカラー工業会は自主基準に伴い、ヘアカラーとして使用される染料リス ト」として、2005年4月現在までに約25種類の合成染料が登録され、塩基性黄57もそのひとつです。
一般的に言われる2液型の酸性染料と言われるものは、髪の毛のキューティクルを開いて、タンパク質に結合させる事で、髪の毛を染めるのですが、塩基性染料は、分子量が大きい事もあり、髪の毛の表面にイオン結合で付着して、キューティクルを無理矢理開くような事はありません。また頭皮に付着する事も少なく、刺激性も低いため、酸性染料を使って、かゆみを感じたり、髪の毛が痛みやすい人には最適です。
ただし、塩基性染料は色のバリエーションが少なく、色数は限られている関係で、2001年の薬事法改正で、同時期に使用されるようになった、HC染料とともに使用されるケースが多いです。塩基性染料は、髪の表面に付着する事から、艶出しとしても使用され、HC染料が浸透して発色した髪の毛を外側から同色でコーティングするような使い方をされています。
塩基性黄57の効果・効能
塩基性黄57を代表とする、塩基性塗料は、刺激性については、酸性染料と天然染料の中間に位置しており、酸性染料とは異なり、自ら発色している特長があります。また、酸性染料とは異なり、髪の毛に浸透する事はないため、髪の毛も痛みにくく、頭皮に付着したとしても、簡単に洗い流せば取れる性質をもっています。
一方で、色の持続性が悪いため2~3週間に1回は、髪の毛の場合染め直す必要があるのも特長です。一般的に。白髪染めの場合、生え際などの染め直しなど、定期的にやっているものは、刺激の少ない、塩基性染料で十分とも言われています。
ただ、塩基性染料の色バリエーションが少ない事もあり、HC染料と混ぜる事で、色のバリエーションを上げるなどは実際に行っている方法です。
塩基性黄57の毒性・副作用・安全性
塩基性染料である塩基性赤76は、安全面では高いとされている。もちろん染毛剤のため、完全に無害とはいえませんが、天然染料よりは刺激性は強いですが、2液系の酸性染料よりは、刺激が少なく、頭皮や髪の毛に対するダメージは少ない。
もちろん染毛剤としての能力は、酸性染料よりは、低いが、安全性とのバランスとしては良好な成分である。
成分を含む製品一覧
サスティ 白髪染めシャンプー(株式会社ピュール)
成分が含まれるその他の商品一覧(Yahoo shop)
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参考資料
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