ピーナッツ油

ピーナッツ油は、ピーナッツ(落花生)の種子を圧搾法にて抽出したオイル成分で、エモリエント効果、浸透性、抗酸化作用のある成分です。

ピーナッツ油(Arachis hypogaea)

成分評価３

ピーナッツ油とは

ピーナッツ油(Arachis hypogaea)は、ピーナッツオイルなども呼ばれる、南アメリカと西インドが原産の落花生(ピーナッツ)の種子から低温圧搾法、高温圧搾法で、抽出される褐色～黄色の植物油です。

ピーナッツ油は、主成分として製品によって差はありますが、不飽和脂肪酸のオレイン酸約45％、リノール酸32％、ビタミンE、亜鉛、鉄、コリンなどを含んでいます。特に高温でも酸化しにくい性質があり、揚げ油などに使用したりします。

ピーナッツ油の効果、効能

ピーナッツ油は不飽和脂肪酸が80％と多い事で、食事として取った場合、血中のコレステロールを下げる効果などがあり、血管を若返らすレスベラトロールやβ-シトステロールなどが含まれています。

そしてピーナッツ油は、病気の治療にも使われており、細菌性赤痢をひざ下への注射で治療したり、服用などで腸閉塞を治したり、注射によってウイルス性肝炎を治癒したり、結膜炎を治療に使用したりしています。

ピーナッツ油は、外用薬として火傷の治療に効果的で、スキンケア成分としては、エモリエント効果、浸透性、抗酸化作用などがあります。

ピーナッツ油の毒性、副作用、安全性

ピーナッツ油は、乳幼児に使用した場合、ピーナッツアレルギーが約8倍に跳ね上がるといったデーターがあります。そのため乳幼児に湿疹やアトピー性皮膚炎などがある場合は、感作性が促進してしまうため、かなりの注意が必要なものです。特に精製度の悪いものほどアレルギーが出やすいとの事です。

アレルギーが発生した場合は、ピーナッツなどの食事制限等をする必要があります。

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