白金は、一般的にプラチナと呼ばれる元素で、酸・アルカリにも安定した金属元素で、化学的には安定したもので、一酸化炭素などを無害な炭酸ガスに変化させる触媒効果はありますが、化粧品に入った場合は、何の効果もありません。
白金
成分評価5
白金とは
白金(はっきん)は、多種ある元素のひとつで、元素番号78の白金族で遷移元素と呼ばれる部類に入ります。化学的には日本語で白金(はっきん)と呼ばれており、英語名では、platinumですが、一般的にはプラチナと呼ばれる方が判りやすいです。プラチナの語源は、オランダ語のwit(白)とgoud(金)が合わさった合成語との事です。
白金は白銀の光沢を持っている金属で、化学的に非常に安定のため、酸やアルカリに非常に強く、金と同様に王水以外では、溶解する事が出来ません。そのため、汗や汚れなので、変色、変質する事が無いので、装飾品によく使用されております。
名前が類似している事で、白金とホワイトゴールドが同一のものと思っている人もいますが、ホワイトゴールドは、金にニッケルやパラジウムを入れた合金で、白金とは異なるものです。
白金の効果、効能
白金は、酸アルカリに安定したもので、髪の毛、肌に対しての効果、効能はありません。化粧品に入れている理由としては、高級感のような感覚的なもののみです。
但し、ある一定の条件で使用した場合は、白金は触媒としての力を発揮します。一酸化炭素(CO)や窒素酸化物などを分解して、二酸化酸素、窒素など安定した成分に分解する性質があります。
また、東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻 宮本有正教授が白金ナノコロイドにする事で、抗酸化力が生まれる事を発見し、その白金ナノコロイドを経口投与した処小腸で、血中や体内の活性酸素を中和除去が可能であったとされております。但し、ロート製薬が発表している、白金ナノコロイドによる、シワの減少等については、別の保湿剤などが含まれているため白金ナノコロイドの効果だけとも考えにくい。
白金の毒性、副作用、安全性
白金は、酸やアルカリに対して安定ですので、毒性等も無く、副作用もありません、何の影響も無いため安全性も高い成分です。そのため装飾品として肌に直接つけても何の問題もありません。
プラチナ製の装飾品で、アレルギーが発生した場合は、素材がプラチナ合金となっている事を疑う必要があります。プラチナ合金には、パラジウム、イリジウムといった元素が含まれていますが、パラジウムに対しては、アレルギーの報告もありますので、そちらの原因の可能性が高いと考えられます。
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参考資料
“[白金]指輪やネックレスの材料に使用される高級価値のある元素” への1件のフィードバック