ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羊毛)

ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羊毛)は羊毛から抽出した、ケラチンを加水分解、カチオン化をして得られる成分で、髪の毛の補修、保護、保湿、保水性をもっている成分です。

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成分評価3

ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羊毛)とは

ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羊毛)は、ヒツジの毛から、ケラチンを抽出し、カチオン化する事で、化粧品成分として使用するものです。

そもそもケラチンは、細胞骨格を構成する重要なタンパク質です。髪の毛や爪は一般的にケラチンで出来ている事を知られていますが、動物の角、は虫類などの鱗、鳥のくちばしなどは、硬質ケラチンで出来ています。この硬質ケラチンは、水など中性溶媒と呼ばれるものに不溶で、タンパク質分解酵素の影響も受けにくい性質で、動物の剥製、人毛のウィッグ、ミイラなど、長期間あまり変化しないのは、その理由です。

ただ、これでは、化粧品成分として使用出来ないため、使いやすく抽出したものが、加水分解コラーゲンです。

加水分解コラーゲン

コラーゲンは、フィブリルと呼ばれる螺旋状の繊維構造になっており、強固に絡んでいる構造を、チオグリコール酸溶液で、溶解する事で、「低分子のコラーゲン」、「コラーゲンペプチド」と呼ばれる、αケラトース、加水分解コラーゲンが抽出されます。加水分解コラーゲンは、肌への浸透力が良い成分で、保湿、保水性能に優れている成分です。

そんな、加水分解コラーゲンを髪の毛に付着しやすくしたのが、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羊毛)です。

ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羊毛)で髪の修復

加水分解ケラチンでも、疎水性の成分のため、髪の毛に付着しますが修復までは出来ません。そのためカチオン化する事で、ダメージ毛など、髪の毛の痛んだ部分を集中的に、修復、補修する事が出来るようになる成分です。

ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羊毛)の効果、効能

ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羊毛)は、カチオン化した加水分解ケラチンですので、髪の毛の補修、保護の他に、保湿、保水性能をもっている成分です。

ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羊毛)の毒性、副作用、安全性

カチオン化する事で、髪の毛などへの付着性能は向上する一方で、肌に対する刺激は若干アップします。ただ、その刺激に対しては、問題は報告されていません。

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