[ポリアクリル酸Na]高分子吸収体から作られた親水増粘剤

ポリアクリル酸Naは一般的には高分子吸収体のひとつで、吸着剤、乳化安定剤、皮膜形成剤、ヘアスタイリング剤、エモリエント剤、親水性増粘剤などの効果のある。

ポリアクリル酸Na

ポリアクリル酸Na
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成分評価3

ポリアクリル酸Naとは

ポリアクリル酸ナトリウムは、英語で、Sodium polyacrylateで、一般的に高分子吸収体のひとつで、その自重の数百倍から数千倍の水分を吸収、保持出来る性質があります。

高分子の中に、カルボキシル基を有しているため親水性の性質を持っております。またその構造が網目状となっている事で、水分子をその高分子に取り込む事で、ゲル構造をつくる事が出来ます。しかしナトリウム、カリウム、などの陽イオンが多く存在すると、その吸収力は、著しく低下する性質があります。その為尿や、血液などの吸収に対しては、水よりも低い。

その水分吸収力の高さを利用して、1980年代に紙おむつに利用されるようになり画期的に薄くする事が出来ました、その後生理用品などにも転用するようになりました。

そんな水分吸収力を利用して、保冷剤、ローション、緑化材料の園芸品、蓄冷剤、結露防止剤、芳香剤、携帯簡易トイレ、洗剤原料、ドリップ吸収剤、顔料分散剤、繊維処理剤、水処理剤、製油助剤、パッキン、食品増粘剤、食品添加物などに使用され、分量や構造によって特性が変わるため、用途によって、増粘精、凝集力、耐塩基性、耐候性などが異なります。

また、アクリル酸Naは、水に溶けると増粘性のある水溶液となる事から増粘剤や油分を分散させる分散剤としての効果があります。そして、酸化チタンを均一に分散させるためにも使用されて、紫外線散乱剤特有のきしみ感を大幅に減少させ、耐水性、紫外線防御効果を向上させる事が出来ます。

ポリアクリル酸Naの効果、効能

ポリアクリル酸Naは、吸着剤、乳化安定剤、皮膜形成剤、ヘアスタイリング剤、エモリエント剤、親水性増粘剤などの効果のある成分です。

ポリアクリル酸Naの毒性、副作用、安全性

ポリアクリル酸Naは、高分子吸収体のため、肌への刺激は、少なくアレルギーもほとんど無いものとされています。

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参考資料

ポリアクリル酸ナトリウム(wiki)

ポリアクリル酸Naとは…成分効果と毒性を解説

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ポリアクリル酸Na(cosmetic-info.jp)