サリチル酸

サリチル酸はカルボン酸を持つ酸でも比較的強い酸で、そのまま服用すると、胃に穴が開いて、腹膜炎になってしまうほど強力です。その強い酸を利用して、水虫の原因菌の殺菌や角質の軟化の機能を持った成分です。

サリチル酸

サリチル酸
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サリチル酸とは

サリチル酸は、分子式C6H4(OH)COOHの無色の針状結晶です。

カルボキシル基とヒドロキシル基を併せ持つ酸で、酸性が強いため、服用によって、胃穿孔をおこし、腹膜炎の危険性が多いもので、通常、服用時はアセチルサリチル酸(アスピリン)の形で服用をする。

サリチル酸には、一般的に、解熱・鎮痛がある成分ですが、これは柳の木から発見されたのである。古来より、国内でも柳の木で、爪楊枝を作って使用すると、歯痛がとまるなどあったが、アメリカの原住民の間でも柳の木を解熱・鎮痛の薬として使用していた。

1830年にフランスの薬剤師アンリ・ルルーとイタリアの科学者ラファエレ・ビリアが柳の木から解熱成分を分離する事に成功して、柳がラテン語でsalixと言う事からサリチル酸と命名した。

サリチル酸の効果、効能

サリチル酸の最大の特長は、その酸性力にあります。サリチル酸は、柳以外にも、植物に広く成分として、入っており、ウイルスやバクテリアといった、病原微生物に対する抵抗性を誘導する成分としての働きがあり、植物ホルモンとして判断される場合もあります。

以前は鎮痛薬として、使用していたが、胃痛という副作用が出ることもあったためアスピリンに変わった経緯もある。

サリチル酸は、現在その殺菌力を利用して、水虫治療、ニキビケア化粧品などに使用されております。

サリチル酸の毒性、副作用、安全性

サリチル酸は国内では、日本酒の防腐剤として以前は使用していたが、1969年に全面禁止となっている。ただし、その腐食性を利用して、イボやニキビ取りとして利用されている、またその殺菌力を利用して、真菌等の殺菌剤として使用されています。

成分が含まれる製品一覧

マシェリ シャンプー(資生堂)

マシェリエアフィールシャンプーEX 450mL

マシェリ エアーフィールコンディショナーEX 450mL

マシェリ モイスチュアシャンプーEX 450mL

マシェリモイスチュアコンディショナーEX 450mL

キールズ シャンプー(日本ロレアル株式会社)

キールズ ナリッシング シャンプー OFO 250mL

TSUBAKI シャンプー(資生堂)

TSUBAKI しっとりまとまる シャンプー 450mL

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参考資料

サリチル酸(wiki)

サリチル酸(おくすり110番)

サリチル酸徹底解説|ニキビケアの王道!その成分に迫る

医療用医薬品 : サリチル酸

サリチル酸製剤