![[ヒドロキシエチルセルロース]セルロース由来の非イオン系高分子は増粘剤](https://izu-koubou.com/wp-content/uploads/2019/03/a8b937da03e9adba54eaaa4bef9cdbc8_m-1024x684.jpg)
ヒドロキシエチルセルロースは、非イオン性の水溶性高分子で、皮膜形成、被膜保護、増粘剤、安定剤、懸濁剤などの効果のある成分です。
ヒドロキシエチルセルロース(Hydroxyethyl cellulose)
成分評価３
ヒドロキシエチルセルロースとは
ヒドロキシエチルセルロース(Hydroxyethyl cellulose)(HECと略す場合があります。)は、食物繊維から得られるセルロースに酸化エチレン(エチレンオキシド)を付加させたセルロース誘導体で、無色透明の非イオン(ノニオン)性水溶性高分子のひとつです。酸化エチレンの平均モル数は、1.5～2.5で、グレードによって若干性質が異なります。
ヒドロキシエチルセルロースは、水への可溶性の高い高分子で、保護コロイド性や被膜形成能力が優れています、非イオン性高分子なので塩類があっても粘度が低下しない特長があります。また界面活性剤との相溶性が優れている事で、増粘剤、分散剤、結合剤などの用途で使用されるものです。
また、ヒドロキシエチルセルロースの粉末は細かく可燃性がある事で、粉塵爆発の危険があり取り扱いに注意な成分です。
ヒドロキシエチルセルロースの効果、効能
ヒドロキシエチルセルロースは、冷水、温水に容易に溶解出来る高分子化合物で、皮膜形成、被膜保護、増粘剤、安定剤、懸濁剤などの効果がある成分です。非イオン系である事で、広いpH領域で使用できる特性を持っております。
そのため化粧品などでは、クリーム、ジェル、シャンプ、リンスなどで使用されているものです。また化粧品に使用される他に塗料、繊維、製紙などの生産にも使用されるものです。
ヒドロキシエチルセルロースの毒性、副作用、安全性
ヒドロキシエチルセルロースは天然由来の植物から抽出したセルロース(天然植物繊維)から作られた成分で、人体への影響がなく安全性が高いとされています。
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参考資料
ヒドロキシエチルセルロース｜成分一覧｜天使の美肌工房 – 天使の美肌水
9004-62-0|ヒドロキシエチルセルロース|Hydroxyethyl Cellulose|085-01935
