サガラメエキスは静岡から静岡県榛原地方の南部を中心とする海域にある、サガラメという海藻より抽出された成分で、保水、保湿そして、抗アレルギー性があり、化粧品には、主に、保湿、保水目的で配合される成分です。
サガラメエキス
成分評価5
サガラメエキスとは
サガラメ 実は、英語っぽい名前であるが日本語で、”相良布(サガラメ)”と書きます。もともと静岡県榛原地方の南部を中心とする海域(榛南海域)に多く繁茂していました。相良地方(現在の牧之原市)に生える布(ワカメの意味)でこの名前がついたようです。
一般的にはアラメの仲間とされ、分類上は、植物界褐藻植物門褐藻綱コンブ目コンブ科アラメ属になり、学名はアイセニアです。
サガラメは、御前崎から紀伊半島までの狭い地域であがるのが特徴で広く流通しているものでは無い、また、磯焼けと呼ばれる現象で、昭和60年代以降から減少しているのも特徴です。そのためか、広く流通していない。伊勢神宮に奉納されるなど、この地方の特産である。
サガラメの若い藻体は柔らかく生鮮品として湯通しするなどで利用しており、刻んでゆでると とろろ状になります。乾燥して売られているものも、数分でもどす事が出来、炒め煮などに使用します。酢の物や味噌汁の具としても利用されています。鳥羽市では、このサガラメでイワシやサンマを巻いて、醤油、砂糖、酒などで、煮た「あらめ巻き」なる伝統料理が有名である。
こんなサガラメから抽出したのが、サガラメエキスです。
サガラメエキスには、細胞間脂質の主成分である、”セラミド”と天然保湿因子(NMF)のひとつ”フィラグリン”を同時に増やす保湿成分がダブルに含まれています。
また、サガラメエキスには、有効成分のポリフェノールが6種類も含まれており、そのひとつである、フロロフコフロエコ-ル‐Bは、サガラメからのみ発見されている物質で、抗アレルギー性がもっとも高いものである。
サガラメエキスの効果、効能
サガラメエキスには、セラミドや天然保湿因子のフィラグリンなどの保水物質やフロロフコフコロエコール-Bを初めとする6種類のポリフェノールがある事で、NMF産生促進、角質細胞成熟、角質水分量増加、経表皮水分損失抑制、収れん、セラミド産生促進、肌荒れ改善、フィラグリン産生促進などがあり、まとめると、肌の保湿、保水、収れんの機能がある成分といえ、肌荒れや乾燥肌の人が使用することで、潤いのある、肌に導く事が出来ます。
サガラメエキスの毒性、副作用、安全性
サガラメエキスは、食用として、経口摂取する、サガラメから抽出したものですので、毒性や副作用については、報告がなく、安全性は高いと考えられます。
また、保水、保湿の他にアレルギー疾患に対しての効果が期待できる成分でもあります。
成分が含まれている製品一覧
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参考資料
乾燥・保湿成分・サガラメエキス等
“サガラメエキス 保湿、抗アレルギーに優れた保湿成分” への1件のフィードバック